なぜ「言われたことをコツコツやる」が脳にとって悪いのか

イメージ 1

なぜ「言われたことをコツコツやる」が脳にとって悪いのか

自己報酬神経群は、情報が考えるしくみに向かっていくときの「通路」であり、その名前のとおり「自分自身に対する報酬=ごほうび」を与えられることによって機能する神経細胞群です。
人間の脳のなかには、情報の流れにおいて、自分へのごほうびをモチベーションとして機能する部位があるのです。
そして脳内の情報の流れからわかるように、自己報酬神経群が働かなければ、脳は思考力を十分に発揮できず、考えや心、記憶も生まれにくくなってしまいます。
「ごほうびが得られそうだ、得るためにがんばろう」と脳がとらえるからこそ、それがモチベーションとなり、その後の思考力や記憶力が存分に発揮されるということです。
つまり、自分から「ごほうびを得るためにがんばろう」という主体性が伴わなければ、自己報酬神経群は働かないのです。
脳にとっての、ごほうびは利己的な損得の判断よりもっと広く、奥深いものです。
簡単に説明すると「うれしいと感じること」ということになるかもしれません。
これは、自分に役立つことだけでなく、目的や目標を成し遂げたり、人の役に立ったりすることが脳への報酬となることを意味しています。

【脳に悪い習慣―言われたことをコツコツやる】
★なぜ「言われたことをコツコツやる」が脳にとって悪いのか

自己報酬神経群をよく動かすためには、決断・実行を早くし、達成に向かって一気に駆け上がることが必要です。

一般に「コツコツやること」「一歩一歩、着実に進めること」は、ほめられこそすれ、否定されることはないでしょう。
しかし、「コツコツ」や「一歩一歩」には、「失敗しないように慎重に進めよう」という「自己保存」のクセが隠れています。
この「失敗しないように」という考えは、「失敗するかもしれない、失敗したらどうしよう」という考えと表裏一体のものなのです。

「失敗するかもしれない」は脳にとっての“否定語”です。
また、「慎重に一歩一歩」とゆっくり物事を進めていると、どうしても集中力が落ちてしまうし、完成が近づいたときには「そろそろ終わりだな」と考えてしまいます。
結果的に最後までやり遂げないまま、「だいたいこんなところでいいだろう」と妥協してしまうことになりやすいのです。

この「決断・実行を早くし、一気に駆け上がる」というスタンスは、仕事やスポーツなどで勝負をかけるシーンではとくに重要です。
勝ち負けばかりに執着すべきではないとはいえ、人生では「ここぞ」という勝負どきがあるのです。

「コツコツ」や「一歩一歩」というスタンスは大切である、と聞かせられてきたことを、いきなり「それではダメだ」と言われると驚かれるのではないかと思います。

しかし、脳の達成率を上げ、集中してことを成し遂げるためには、「コツコツ」は間違いなのです。
仕事の大きな課題をやり遂げようとする、スポーツで勝負に勝とうとするといった場面で達成率をあげるには、全力投球が必要なことは言うまでもありません。
全力投球することと「コツコツ」は、まったく別のものです。
「達成すること」より前に、「どう達成するか」などの達成のしかたを追及し、最後の詰めに執着することで、脳はもてる才能を最大限に発揮できるようになるのです。

また、一気に駆け上がるというときに、目標を高いところに設定しておくことも大切です。
ある実験によると、人間のポテンシャルは最大で130%まで引き上げることができるとされています。
あまりに現実味のない目標設定をすると、脳が「自己保存」に走って、「無理だ」という気持ちが生まれてしまうので注意が必要なのですが、最初に「100%以上、130%を目指す」という心持ちでスタートすると、集中力が増し、脳の達成率をアップすることができるのです。

※自己保存…脳は自分を守ろうとする本能
※統一・一貫性…脳は統一性、一貫性が保たれなくなるような情報を避けようとする本能
非常にわかりやすいのが、人は、自分と反対の意見を言う人を嫌いになるという反応です。
冷静に考えれば、意見が違ったからといって、それを言う人のことまで嫌いになる理由はないはずです。
ところが、脳は自らの意見と異なるものを「統一・一貫性」にはずれるために拒否し、また「自己保存」が働くことによって自分を守ろうとするため、相手の意見を論破しようとさえすることがあります。
「脳に悪い7つの習慣 より」

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

また、ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html