危険なのは、焦げたものより揚げたもの

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危険なのは、焦げたものより揚げたもの

抗酸化力を高める食材をとることと同時に、食べ方も工夫することが大切です。
一時、こんなことがいわれました。

「焼き魚の焦げを食べるとガンになる」

たしかに、動物実験では焦げに含まれる発ガン物質が、ガンを発症させるという結果が出ています。
しかし、問題はその量です。
人間の場合、何トンという量の焦げを食べなければ、ガン発症にはつながらない、という報告もあります。
現実には普通の生活で何トンもの焦げを食べることは考えられませんから、必要以上に焦げを気にすることはないでしょう。

食べ方で注意してほしいのは脂質です。
老化防止にとって細胞の活性化、とくに細胞膜が元気なことが重要なポイントです。
その細胞膜の主成分は脂質です。
どんな脂をとるかが細胞膜に大きな影響を与えるのです。

問題とされているのがトランス型脂肪酸です。
トランス型脂肪酸活性酸素と結びつきが強く、さまざまな病気の原因となる過酸化脂質になりやすいのです。
これを含む食品として問題視されているのがマーガリンです。
すでに欧米では、タバコのニコチンやタールのように、マーガリンにトランス型脂肪酸の含有量を表示することが義務付けられていたり、「健康のためにたべないようにしましょう」といった注意書きがされていたりします。
また、チェーン展開しているファストフード店にも、トランス型脂肪酸を含む調理油の使用を禁じるところが続出しているのが現状です。

ところが、日本の厚生労働省は、日本人は欧米人に比べてトランス型脂肪酸の摂取量が少ないため、規制の必要なしとしているのです。

「バターより植物性の油由来のマーガリンのほうが健康にいい」

そう考えていた人が多いはずですが、それはとんでもない間違いだったわけです。

トランス型脂肪酸が含まれた食品を避けるのはもちろんですが、どんな油でも時間が経つと酸化します。
「揚げ物」全般に注意が必要です。
揚げてから時間が経っているポテトチップスやスナック類、油を使い回している揚げもの惣菜、唐揚げやコロッケといった揚げてから加工している冷凍食品などは、酸化食品の典型といえます。

実際、揚げものの冷凍食品には、「ビタミンE配合」の表示があるのですが、もちろん、ビタミンEの健康効果を期待してのものではありません。
ビタミンEの強力な抗酸化力によって、油の酸化を防ぐために入れているのです。

添加物としてビタミンCが入っている食品も同じです。
ビタミンCにも抗酸化作用があるため、酸化を防ぐ目的で入っているわけです。

また、ポテトチップスもパッケージを膨らませていますが、あれも酸化防止を意図してのことです。
できるだけ酸素にふれないように酸素を抜き、窒素を入れて膨らませているのです。
それほど油の酸化は危険なのです。

「毎日の食事を考えてみると、けっこう、揚げ物が多いなぁ」

唐揚げ、天ぷら、フライ……と日本人が好んで食べる食事メニューには、たしかに油を使ったものが多いです。
揚げたてを、油が酸化しないうちに食べる。
これが揚げ物の食べ方の基本です。
自宅で揚げ物をするときは、そのつど脂を換えるようにしましょう。

一度加熱し、冷まして、また加熱することで急激に酸化が進むからです。

そうはいっても、現実には酸化した油を絶対に口にしないという食生活は不可能です。
とすれば、やるべきことはひとつしかありません。

そう、身体全体の抗酸化力を高めることです。

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ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫

筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、いくつものビタミンB群の仲間が必要です。
筋肉や神経を動かすエネルギーをつくるのがB1、神経伝達物質の生成にはたらくのがB6、そしてB12の役目は、神経細胞内の核酸たんぱく質などを合成したり、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてはくれません。

脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
また、シナプス形成に必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然でその構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。

現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html