脳のエネルギーは「砂糖」ではなかった!

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脳のエネルギーは「砂糖」ではなかった!

人間の身体は、日々の“食べ物”でつくられています。
当然ことですが、脳も食べたものから栄養素をとり込み、それをエネルギー源として働いています。
栄養素はたんぱく質や脂肪、糖質など、いわゆる「三大栄養素」と呼ばれるものです。
この栄養素によって私たちの身体も脳もつくられています。

私たちの身体のエネルギー源になっているのは「糖質」です。
体温をつくり出して生体を維持し、筋肉をつくり出して動かす動力源の中心を担っています。
糖質は、摂取するエネルギーのじつに60%を占める、重要なファクターなのです。

もちろん、脳のおもなエネルギー源も糖質です。
脂肪酸からつくられるケトン体という物質も脳のエネルギーとして使われていますが、割合で見ると圧倒的に糖質が動力源になっています。

さて、「糖質」と聞いて、何を連想しますか?

「糖質といえば砂糖でしょう。疲れているときに甘いものを食べるとすーっと疲れがとれて元気になる感じがするから…」

こう思っている人が描いているのはおそらく「糖質=砂糖=脳のエネルギー」という図式ではないでしょうか。

たしかに、甘いものを食べた瞬間は脳がクリアになった感じがするかもしれません。
しかし、これはきわめて短絡的な“感覚”なのです。

では、脳のエネルギーになっているのは何でしょう。
それは「血液中のブドウ糖」です。
ここから少し科学的な話になりますが、ブトウ等糖は「C6H12O6」の構造式で表されます。
炭素が6、水素が12、酸素が6。
要するに、ブドウ糖は酸素と水素と炭素だけからなっています。
同じように、酸素と水素と炭素だけからなるのが脂質です。
脂質は、血液中のブドウ糖とともに、身体の重要なエネルギー源となり、ブドウ糖の過度の消費による低血糖を防ぎ、脳を保護する働きをします。

また、たんぱく質は、糖質や脂質と異なり、その基本的な構造に窒素原子(N)を含み、生命活動に必要不可欠な物質の原材料になります。
ところが、たんぱく質糖新生という働きによって血液中にブドウ糖を供給し、脳にとってとても危険な低血糖を防いでいます。

つまり、脳にとって重要なブドウ糖は、食事に含まれる糖質だけから供給されるのではなく、たんぱく質や脂質が円滑に代謝されることによって、安定して維持されるのです。
「「脳の栄養不足が」老化を早める! より」

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ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫

どのビタミンも老化を防止しますが、とくにビタミンB類はもっとも重要なビタミンとされます。
ビタミンB類には、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシンパントテン酸、そして葉酸などが含まれています。
ビタミンB類は、1つが欠乏しているときには、他のビタミンも欠乏していることが多いようです。

現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html