ポイントは“脳にやさしい”食べ方

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ポイントは“脳にやさしい”食べ方

脳を安定して機能させるためには、血液中のブドウ糖、つまり、血糖の値を一定に維持するというのがポイントです。
食べたものは、当然ながらそのままのかたちで体内に吸収されるわけではありません。
分子レベルにまで分解されて腸壁から血流に乗って各臓器へと届けられていますが、このときのスピードがゆるやかであれば、血糖値は安定します。
すなわち脳にとってのベストな状態ということになります。

糖質(炭水化物)、たんぱく質、脂質を摂取したとき、たんぱく質はゆるやかに、脂質はさらにゆるやかに血糖に変化します。
それに対して糖質は、摂取してすぐに血糖に変化します。
この急激な変化が、じつは脳に大きなストレスを与えているのです。

「では、糖質はとらないほうがいいというのでしょうか?」

もちろん、三大栄養素の一翼を担い、脳のおもなエネルギー源なのですから、糖質が必要な栄養素であることに変わりはありません。
問題になるのは、血糖値の乱高下をつくり出すことにあります。

そこで考えたいのが“食べ方”です。
つまり、身体や脳への吸収のされ方が、よりゆるやかになることを意識するということです。

糖質は甘いものだけではありません。
ご飯やパンといった炭水化物、いわゆる主食となるものにもたくさん含まれています。
これらは血糖値を急激に上げてしまう食品のひとつです。
とくに精製食品=白いものは、吸収のスピードが速く、血糖値の急激な上昇を招きやすいのです。
毎日主食として食べている白米が血糖値の安定を妨げていると知って驚かれるかもしれませんが、精製したものを避ける食事を心がければ、問題は解決します。

精製されたものは吸収のスピードが速いのが特徴です。
ですから、“精製される前”の状態で摂取する。
つまり、白米は玄米に、パンは精製された小麦粉からつくられたものではなく、全粒粉のものに変える。
これだけでも糖質の吸収のされ方はグンとゆるやかになります。

食べる順番を考えることも工夫のひとつです。
血糖値の上がり方を、キャベツとカレーライスで実験した報告があります。
その結果によると、キャベツを4分の1個、カレーライスの前に食べたケースと、カレーライスを食べたあとに食べたケースでは、カレーライスの前にキャベツを食べた場合のほうが、血糖値の上がり方が圧倒的にゆるやかだったのです。

野菜のもつ食物繊維には血糖値を穏やかに上げる作用があります。
その作用を利用して、炭水化物などの血糖値を急激に上げる食材をとる前に、まず野菜をとって、血糖値の上昇を低く抑えておきましょう。
野菜には、オリーブオイル+レモン汁程度の簡単なドレッシングをかけるのもいいでしょう。
脂質は血糖値を穏やかに上昇させます。

こうした“食べ方”を、日々の食卓に置き換えてみましょう。
ふつう、食事をはじめるときは味噌汁、それからご飯を食べ、その日のメインとなる料理に手をつけるというのが、日本の食卓の通常の流れではないでしょうか。
食卓を囲むときはすでに空腹であることも考えあわせると、最初に手をつけるのが糖質というのは、じつはいちばん避けたい食べ方ということになります。
まずは血糖値がゆるやかに上昇する魚、あるいは肉料理からはじめましょう。
ある程度血糖値が上がったところから糖質をとりはじめれば、急激な上昇も下降も避けられる、というわけです。

1日のうちで、もっとも血糖値が下がっているのは朝です。
このときの値を上げ、脳も身体も充分に働けるようにしておくことはとても大切です。
朝にきっちり食事をとることの重要性がいわれているのは、その日1日を、午前中から稼動させるということにあります。

その日の午後から身体を動かすというのなら、お昼に糖質をとることでも対応できます。
糖質は身体のエネルギー源でもあるわけですから、お昼に糖質をとって労働に備えるというのは理にかなっています。
ただし、1日のほとんどをデスクワークで過ごすのでしたら、基本的には糖質はたんぱく質と脂質からとれば充分です。
「「脳の栄養不足が」老化を早める! より」

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ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫

どのビタミンも老化を防止しますが、とくにビタミンB類はもっとも重要なビタミンとされます。
ビタミンB類には、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシンパントテン酸、そして葉酸などが含まれています。
ビタミンB類は、1つが欠乏しているときには、他のビタミンも欠乏していることが多いようです。

現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
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