「塩分控えめ」でも血圧が下がらない人もいる

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「塩分控えめ」でも血圧が下がらない人もいる

認知症の予防には血圧のコントロールがひじょうに重要だといわれています。
実際、梗塞などを原因とする脳血管性認知症では、降圧薬による治療で認知症の発症がおよそ50%減少したという報告もありますが、アルツハイマー認知症に対しても、血圧のコントロールが大きくかかわってきていることがわかってきたのです。

「血圧が高めだからと、健康診断のたびにいわれる。塩分控えめの食事を心がけてはいるのに……」

血圧は1日を通して、通常は一定ではありません。
朝起きたときにまず上がり、日中身体を動かす、仕事をするといった態勢を整えるために日中はさらに上がります。
夜になるとしだいに下がり、就寝時はさらに下がっています。

循環器病学会はいま、この1日でも変動する血圧を、24時間観察して診断の判断材料にすることがトピックとなっています。
これまでは、病院へ行き、診察を待ちながら血圧を測るというのがあたり前におこなわれてきましたが、じつはこの測り方では正しい血圧値が出ないのです。
病院という非日常の場で、病気が見つかるかもしれないという不安を抱えている日中の血圧は、当然高いものにならざるを得ません。
前日よく眠れなかったりすれば、血圧値はさらに、“正確”なものではなくなります。

もちろん、高血圧は高いまま放っておけば、血管の老化につながり、さまざまな血管系の病気をはじめ、認知症の危険は増しますが、逆に、下げる必要のない血圧を降圧剤で下げることにも問題が生じます。
血圧の下の値が低すぎると、アルツハイマー認知症を発症するリスクが高くなるという報告もあるのです。

高血圧の食事指導では、「塩分控えめ」があたり前のようにいわれています。
高血圧でなくても、「塩分悪者」感は広く浸透していて、塩分控えめの食事が健康にいいというのが、“常識”になっています。

しかしじつは、塩分を控えめにしても、必ずしも血圧が下がるわけではないといったら驚かれるでしょうか。

高血圧で塩分の過剰摂取が問題になるのは、ナトリウム依存型の場合です。
腎臓にあるナトリウムを排泄する機能が低下していると、体外に排泄されるはずの塩分が蓄積してしまい、それが影響して血液量が多くなり、血圧が上がってしまうということが起こります。
このようにナトリウムに反応しやすい人が塩分を過剰にとると、確実に血圧は上がるため、塩分摂取には慎重でなくてはならないし、降圧効果も期待できます。

しかし実際には、塩分以外のところに問題があって高血圧になっているケースも、多々あるのです。
ナトリウム制限の生活をしても血圧に変化がない人は、自分の高血圧の原因がナトリウム以外のところにあると疑ってみるべきでしょう。
ナトリウム以外の高血圧の原因としては、血糖値をコントロールしているインスリンというホルモンが影響しているという説もあります。

ナトリウムは、身体に欠かせない大切な働きを担っています。
熱中症時には水分だけでなく塩分も摂取することがすすめられますが、ナトリウムが欠乏すると、だるさや疲労感が出てきます。
先ほどもお話しましたが、血圧の下の値が低いことがアルツハイマー認知症を発症させるリスクもあります。
塩分の控えすぎも問題です。

血圧のコントロールは大切ですが、減塩に偏りすぎた食生活には、疑問が多く残されていることは知っておきたい。
「「脳の栄養不足が」老化を早める! より」

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ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12の働き◆
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質をつくる働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流を良くする働き。
ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html