成人病は「血管の病気」

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成人病は「血管の病気」
 
近年の成人病の中で、代表的なものの一つに「糖尿病」があります。
最近は、成人病というより、生活習慣病といわれていますが、非常に恐ろしい病気の一つです。
 
糖尿病というと、「血糖値が高くなる」から起きる病気というイメージが強いので、「糖の異常」のように思われますが、これは「血管の異常」が主な原因である病気なのです。
 
この原理は、つぎのようになっています……血液中のブドウ糖が、血管壁の細胞に付着すると、この細胞は柔軟性を失ってきます。
すると、そこの細胞は「老化の症状」を示してきます。
血管の場合は、血管が硬くなるわけです。
いわゆる「動脈硬化」の症状を呈してくるのです。
 
血管が動脈硬化の症状を呈すると「血栓症」になります。
 
これが冠動脈にくれば「心筋梗塞」で、脳の血管にくれば「脳梗塞」で、下肢の血管にくれば「下腿動脈閉塞症」になります。
歌手の村田英雄さんはこれで下肢を切断しました。
晩年の田中角栄さんもそうでした。
 
またこれが、網膜にくると、そこから出血が起こり、次第に網膜の機能が障害されます。
その結果、最後には、糖尿病性の失明になるのです。
 
このように、糖尿病というのは恐ろしい病気ですが、一般に「贅沢病」といわれています。
しかし、必ずしも食べ過ぎや肥満が原因でなる病気だとはいえません。
実際にはやせている方も多くおられます。
 
たとえば、日本人が米国などに移民すると、心筋梗塞になる人が多いのですが、じつは糖尿病も同じなのです。
また別の調査で、米国のシアトルやブラジルに移民した日本人で糖尿病になった人の数を調べたところ、国内にいる日本人の数倍の人がこの病気にかかっているそうです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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