「喜び神経」の形成

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「喜び神経」の形成
 
子どもを抱き上げ、そのままぐるぐると回転させると、子どもは「キャツキャッ」といって大喜びします。
子どもは、本能的に「動かされる」のが好きなのです。
じつはこの時、小脳と「縫線核」の神経のつながりが形成されるのです。
そしてこれの形成が阻害されると、子どもは喜びを感ずることが少なくなるのです。
 
これは「性格が変わる」という意味にもとらえます。
どういことでしょうか。
それは、喜びを感じにくくなった人は、必然的に暗い性格、将来に不安をもつ性格になるということです。
 
子どもをこのような暗い性格にしないためには、よく遊んであげる必要があるのです。
抱っこしたり、おんぶしてゆすったり、抱き上げたり、ぐるぐる回したり……いろいろあるでしょう。
 
ところで、動かされる・ゆすられる・さわられる・なでられる……というようなことは、子どもでなくとも、大人も本能的に好きなことです。
マッサージや指圧、整体、エステなどは、とても人気があります。
気持ちがいいものです。
温泉などもそうです。
「ああ、極楽、極楽」
などといいたくもなります。
体感刺激は気持ちがいいものです。
 
ところで、「ランナーズ・ハイ」という言葉があります。
ランニングを長時間していて、とても苦しいのだけれども、途中であきらめないで、必死でそして無心で走っていると、ある精神的なレベルを超えたところで、それまでの苦痛が一気に感ぜられなくなり、むしろ快感を感じながら走っている自分を、自分で知覚することがあります。
 
それは、そのような極限状態に陥ったときに、快感を感ずる脳内物質がでて、そのような苦境を脱出させようとしているのです。
自分自身のセキュリティーシステムが作動しているのです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
さらに興味深いことは、当時、精神神経学会会長であった、京大・医学部・老年科の亀山正邦教授によると、健康な老人の脳に比較して、老人性認知症患者の脳に含まれるビタミンB12が、半分どころか、1/41/6程度にまで、低下しているということが明らかにされていることです。
 
これはビタミンB12が不足すると老人性認知症になるか、または逆に老人性認知症になるとビタミンB12含有量が低下するのか、その因果関係は不明ですが、精神神経学的な機能とビタミンB12との間の密接な関係が示唆されております。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
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