サンマを味わい物忘れを防ぐ

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サンマを味わい物忘れを防ぐ
 
日本人にとって、季節によって「無性に食べたくなるもの」がいくつかあります。
 
春だったらフキノトウやタケノコ、夏はカツオにスイカ、秋はサンマ、マツタケ、そして冬はサケにトロロ汁・・・・・・。
「無性に食べたくなるもの」を、たくさん持っている人ほど、季節を迎える楽しみも大きくなり、感性も豊かなはずです。
 
秋の「無性に食べたくなるもの」の王さまは、何といっても脂のたっぷりのったサンマでしょう。
沫塩をふったサンマを、炭火で焼き、ダイコンおろしで食べます。
 
江戸っ子が、特によろこんだのが「ハンジヨ」のサンマ。
房総半島の近海でとれたサンマは、その場で淡塩をふり、すぐに快速船で江戸の日本橋にある魚市場に運ばれました。
その間、ほぼ1日波にゆられている間に、塩がよくなじんで、天下一品の味かげんとなったのです。
これを江戸っ子は「ハンジヨ」と呼びました。
「半塩」の意味であり、沫塩で、ほどよく塩味のなじんだサンマのことです。
呼び名が示すように、江戸っ子は脂のよくのった旬のサンマを、最高の塩かげんで食べていたわけです。
 
旬のサンマは25パーセント近くが脂ですが、ただの脂質ではありません。
物忘れを防ぐDHA(ドコサヘキサエン酸)に、血液のサラサラ効果で脚光を浴びているEPA(エイコサペンタエン酸)をたっぷり含んでいるのです。
ビタミンもAをはじめ、DEB6B12葉酸などがたっぷりです。
やはり秋は、サンマです。
「長寿食365日 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12とは…?
 
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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