シメジ(ブナシメジ)は生活習慣病を防ぐ

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シメジ(ブナシメジ)生活習慣病を防ぐ
 
日本は世界一の長寿大国になりましたが、その一方でガンや心臓病などの生活習慣病が激増しているのです。
 
生活習慣病」といわれるくらいですから、ライフスタイルの中でも、とくに食生活が深いかかわりを持っていることはご承知の通りです。
問題なのは食生活の欧米化。とくに脂肪のとり過ぎによって、今までになかったガンが増え、肥満者は激増して、生活習慣病が若い世代にも増えてきました。
 
自己責任の時代です。
自分の健康は自分で守っていく時代なのです。
その健康防衛策のひとつとして、活用したいのがキノコ。
今は栽培法が進歩して、1年中入手できるようになりました。
 
多くのキノコには免疫力を強くする成分が含まれていますが、抗ガン作用の強いキノコも少なくありません。
そのひとつが、シメジの名で出回っている「ブナシメジ」。
 
数年前にガンに対する免疫力を強くする作用のあることが発見され、その評価を高めています。
ブナシメジに含まれている糖タンパクには活性酸素を消去する働きがあり、細胞の老化防止にも役立ちそうです。
味覚障害を防ぎ、ホルモンの分泌をなめらかにする亜鉛も豊富です。
さらに、脳の機能を向上させ、疲れを除くビタミンB1や体内の脂肪を燃焼させ、髪や皮膚を美しく保つところから、美容のビタミンとも呼ばれるビタミンB2もたっぷり含まれています。
ミネラルのカリウムも多いですから、高血圧の原因になる塩分の排出にも効果があるでしょう。
「長寿食365日 より」
 
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ビタミンB12は、悪性貧血等に優れた効果があることは以前から知られていましたが、最近、傷ついた神経繊維の修復や神経の伝達物質の合成に関与していることがわかってきました。
従来、一度死滅してしまった脳細胞は、再生不可能とされてきましたが、近時、ビタミンB12によって、再生されることがわかってきました。
それが、末梢神経障害や認知症の治療に有効である事から、俄然注目を浴びるようになってきました。

東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者は前述したように、血液中にビタミンB12が少なくなっています。
そこで、認知症患者にビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽快するケースが多くみられるとの事です。

今や人口の4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えるに至ったのは、医療技術が飛躍的に向上した結果ですが、残念ながら、脳に関する医学がそれに追いついていないことも事実でしょう。
老齢化が進むにつれて、感情の起伏が少なくなる、いわゆるボケ症状が見られるケースが増えています。
これは、脳が萎縮する為に起こることで、同じように老人認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー症候群も、脳全体が萎縮して、大脳皮質に変化が起こることによります。
脳の萎縮を防止するためには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行なわれなければなりません。

ビタミンB12は、この蛋白合成と核酸合成の両方に役立っています
 
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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