切り干し大根が骨を丈夫に

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切り干し大根が骨を丈夫に
 
乾物の「切り干し大根」は栄養のかたまりです。
栄養価が、生のダイコンよりはるかに増えるのです。
保存食の優等生といえます。
 
生のダイコンにくらべビタミンB115倍。
B1は物忘れを防ぐなど記憶力と関係のあるビタミンです。
美容ビタミンといわれるB220倍、肌荒れを防ぐナイアシン10倍以上、脳の血行をよくし健忘症を防ぐ葉酸3倍、高血圧の予防効果で注目されているカリウム10倍、骨を丈夫にしてイライラを防ぐカルシウムは20倍以上、鉄にいたっては軽く40倍を超えてしまうのです。
 
もちろん食物繊維もたくさん含まれていますが、種々のガン細胞の発生を抑制する作用のあるリグニンも増加します。
 
切り干し大根の主成分は
炭水化物ですが、量は少ないもののタンパク質も含まれています。
 
元気に長生きするためには、煮物などにして大いに活用する価値の高い食材が切り干し大根です。
古くから作られてきた代表的な乾燥野菜で、単に「切り干し」ともいいます。
 
晩秋から冬にかけて収穫したダイコンを切り出して天日乾燥させたもの。
甘味と独特の芳香が楽しめる保存食です。
 
細切りやたんざく形の角切り、たて割りの割り干し、輪切りなどがあります。
水でもどし、水気をよく切ってから料理に用います。
よく作られるのがうま煮。
もどした切り干し大根とニンジン・シイタケなどをさっと油で炒め、ひたひたのだし汁で煮しめ、最後に油揚げを入れ醤油と砂糖少々で味をつけて出来上がりです。
「長寿食365日 より」
 
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ビタミンB12”ビタミンB1”は、脳や全身の神経・筋肉の働きを活性化します。
ビタミンB1”は、神経の回復剤として、老人性認知症アルツハイマー病に有効なことが学会で発表されています。
また、ビタミンB12”は、選択的に脳神経に利用されることが知られています。
ビタミンB群はバランスよくとることで相乗効果を発揮します。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

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