頑固になっている人は要注意

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頑固になっている人は要注意
 
「ボケの予備軍」の人にありがちな症状の一つは、「頑固になった」「考え方が古い」と言われることです。
頑固になったということは、基本的に感情的になりやすい、何か変化を振られたとき、冷静に考えないで「NO!」となってしまう状態だと考えられます。
これは新しく組み立てていくことが面倒になっている、前頭葉の機能が低下していることそのものだと言えるかも知れません。
 
世の中の物事はすべて多面的な見方ができるはずだと思います。
たとえば「気温から言ったらこうだけど、湿度から言ったらこう」「こちら側から見ている人にとっては正しいことでも、あちら側が見ている人にとっては正しくないかも知れない」「我々の世代はこう考えるが、若い人たちはこう考えるかもしれない」。
そうやって一つの物事を捉えるのでも、同じ場所からだけではなく、角度を変えてみて見る。
そういうことを柔軟にできるのが、前頭葉の選択・判断・系列化の機能が高く保たれている状態です。
それが落ちてくると、人の意見を聞かなくなったり、物事に冷静に対処できなくなってきたりします。
 
もちろん、本当はいろいろな人の立場に立って柔軟に考え、その上で自説の正しさを主張しているのに、周りの人たちがそれを推察できず、頑固者に見られている、ということもあるかも知れません。
しかし、「頑固になった」「考え方が古い」と指摘されているのに、「自分はこれでいいと信じている」という人は危ないと思います。
「フリーズする脳 より」
 
 
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≪ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫
 
筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、いくつものビタミンB群の仲間が必要です。
筋肉や神経を動かすエネルギーをつくるのがB1神経伝達物質の生成にはたらくのがB6、そしてB12の役目は、神経細胞内の核酸たんぱく質などを合成したり、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてはくれません。
 
脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
熟年の人達が正確で、いろいろな状況下で“成熟した”判断を行い、好ましい結果を得ることができるのは、そのためであろうと思います。
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12