現代人に不可欠な脳の自己管理

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現代人に不可欠な脳の自己管理
 
前頭葉を中心とする思考系を働かせ、感情をコントロールしながら、人生をよりよくしていこうとするのは、誰にとっても大変なことです。
前頭葉が機能しているときには「自分はこうありたい」という理想の姿を明確に思い描くことができ、しかもそうはなれていない自分の現状も冷静に分析できるので、どうしてももどかしいし、不満が募ってきます。
 
かといって、思考系を働かせるのをやめ、感情系に身を任せたら楽になれるのかというと、決してそうではありません。
ささいな刺激がすべて感情系を波立たせ、しかもそのエネルギーがどこにも発散されない世界で四苦八苦しなければならなくなります。
 
さまざまな脳機能を司っている神経細胞のネットワークは、日常的に訓練されていなければ衰退し、無意味な細胞の集まりに戻ってしまいます。
しかも脳は、むしろ積極的にその訓練の機会をなくさせようとしているところがあります。
これは脳の原始的な機能である感情系がそれを求めるからで、その要求に従っていくと、最終的には何もしない人になっていくと考えられます。
 
現代のような変化の激しい時代には、誰でも思考系を働かせて目の前の問題を一つずつ解決していくことから逃げたくなるし、効率を求めすぎる社会の中で、強制的に脳の使い方を偏らされているようなところもあります。
それでも私たちは、歯車でい続けなければいけません。
人間は社会的な生き物であり、脳は環境によってつくられるものだからです。
 
その中で自らをボケさせないためには、活動をある程度マルチにし、また、脳の使い方をこまめにチェックしていくことが必要です。
自己満足的な環境をつくり、裸の王様になってしまっていないでしょうか。
いつの間にか何もしなくなり、低下させている脳機能はないでしょうか。
フリーズという現象に注目しておくと、そのことに気づきやすくなるはずです。
「フリーズする脳 より」
 
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≪ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫
 
筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、いくつものビタミンB群の仲間が必要です。
筋肉や神経を動かすエネルギーをつくるのがB1神経伝達物質の生成にはたらくのがB6、そしてB12の役目は、神経細胞内の核酸たんぱく質などを合成したり、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてはくれません。
 
脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
熟年の人達が正確で、いろいろな状況下で“成熟した”判断を行い、好ましい結果を得ることができるのは、そのためであろうと思います。
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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