夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用しよう

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夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用しよう
 
■夜の勉強は中途半端にやれ
 
脳を上手く使うのに、この性質を利用しない手はありません。
つまり、眠っている間は何もできないと考えるのではなく、思考を自動的に整理させる時間と考えるわけです。
 
たとえば、翌日使う資料に目を通し、問題点を大まかに考えておくと、翌朝、思考が整理されているということが起こります。
教養を身につけるために本を読んだり、単語を覚えたりするのもいいでしょう。
今日あったことを日記などに書いておくのもいいです。
 
よく「夜の勉強は中途半端にやれ」と言われますが、これは言い換えれば、「睡眠中の整理力を活かせ」ということでしょう。
眠い頭をカフェインなどで誤魔化しながら、無理をして思考が整理できるところまでやろうとすると、睡眠時間が短くなって、長期的に見ると効率が上がりません。
そんなことをするより、夜の勉強は中途半端にやっておいて、睡眠時間を十分に取り、起きてから整理する方が合理的だということです。
 
■最低でも六時間は寝よう
 
最悪なのは「忙しいから寝る時間を削る」という発想です。
もちろん、どうしても睡眠時間を削らなければならない状況もあると思いますが、それを当たり前にしてはいけません。
睡眠時間を削ることは、記憶が定着する時間、思考が整理される時間を削ることと同じだと考えて下さい。
しかも、疲労も回復されにくいので、起きている間にも脳がよく働きません。
その蓄積が、やがて物忘れや思考の混乱となって表れます。
 
人によって必要な睡眠時間は異なりますが、最低でも6時間、できれば7時間半は寝るように心がけましょう。
 
■寝つきを良くする習慣
 
同時に、寝る前には、睡眠に入りやすい脳の状態をつくっておくことも大切です。
 
寝る前に深刻な問題を考えたり、刺激的な映像を見たりすると、感情系が興奮して眠れなくなります。
そういう活動は昼間にやるべきことと考えて、夜はできるだけ、感情系に癒しを与えることを考えましょう。
穏やかな音楽を聴くのもいいし、本を読むのもいいと思います。
動物や植物の世話をするのもいいでしょう。
現代人は感情系を刺激されやすい環境に置かれていますから、自分を積極的に癒すことがとても大切です。
 
毎日、寝る前に同じ行動をするのも有効です。
これは「入眠儀式」と呼ばれる一種の自己催眠で、たとえば夕食後、片付け→勉強→入浴→明日の準備→読書→就寝……という一連の行動を毎日繰り返していると、その活動の後には必ず眠りたくなってきます。
朝と夜の活動はパターン化されていていいのです。
 
布団に入ったら、足の指から順に、足→腰→背中→手の指→腕→肩→首と意識して力を抜いていきましょう。
特に毎日プレッシャーの中で仕事をしている人は、寝ようとしているときでも体に力が入っているので、この習慣が有効だと考えられます。
 
逆に、寝る前にしない方がいいのは、次のような行動です。
 
・刺激的な映像や音楽に触れる
・激しい運動をする
・激しい議論をする
・指先などの末梢神経を刺激する
・短時間で集中して仕事をする
 
また、カフェインの摂取も、当然のことながら睡眠には良い影響を及ぼしません。
人によって異なりますが、カフェインを摂取すると、脳が興奮した状態が57時間は続きます。
11時に寝たいのであれば、夕方以降のカフェインの摂取は控えましょう。
 
ポイントとしては、次の二点を覚えておいて下さい。
 
●睡眠は、疲労回復のためだけでなく、思考の整理を進ませるためにも必要
●夜は情報を蓄える時間に向いている。考えを大ざっぱにまとめ、早く寝よう
「脳が冴える15の習慣 より」
 
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最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。「栄養成分バイブルより」
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
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