おせち料理は神さまのくれた長寿食
歳神さまをお迎えし、神さまと共に新年をお祝いしながらいただくのが「お節料理」です。
ほとんどの場合、重詰めで、正式には四季をあらわす四段重ねとし、外が黒で内が朱色の漆器が使われます。
春、夏、秋、冬の各重に詰められた料理をちょうだいすることによって、四季それぞれの気候の変化に負けない、生命の力を歳神さまからいただくという願いがこめられています。
およそ、一の重は口取りといって、かまぼこやきんとんなど、いってみればオードブルに当たるものです。
かまぼこは形が日の出に似ていることから、おせち料理に欠かせません。
二の重はタイやブリ、エビ、ニシンや棒ダラの煮物など。
必須脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった記憶力がよくなり血液がサラサラになる効果のある成分が含まれており、脳や血液の老化防止には欠かせません。
三の重には、煮しめ類やヤツガシラやレンコン、ゴボウなどをととのえ、与(四)の重には、体調をととのえて、老化の原因とみられる活性酸素を除去する作用の強い酢の物が中心となり、ダイコンやニンジンの紅白なますや昆布、シイタケ、凍り豆腐などを並べます。
ビタミンやミネラル、食物繊維などがたっぷりとれる料理です。
このように見てくると、おせち料理は、神さまのくれた「長寿食」といってよいでしょう。
「長寿食365日 より」
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ビタミンB12なぜ体にいいのか?
ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめといえます。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12