
祝い肴で若返りましょう
正月には、いろんな縁起のよい料理を口にするならわしがありますが、その中のひとつが「祝い肴」。
「三つ肴」とも呼び、この三種で、おせち料理のかわりになるほど、重要な意味があります。
祝い肴の種類は、関東と関西とでは、次のようにちがいます。
関東……黒豆、数の子、ごまめ
関西……黒豆、数の子、ゴボウ
●黒豆……「黒」は魔よけの色であり、抗酸化成分のアントシアニン。
「マメで達者で」という願いがこめられています。
大豆は物忘れを防ぐレシチンが多く、脳の活性化に役立つことでも注目されています。
●数の子……ニシンの子で、子孫繁栄と子だくさんのシンボル。
アルギニンや亜鉛、若返りのビタミンのEがたっぷり含まれています。
●ごまめ……カタクチイワシの幼魚を乾燥させて作りますが、「田作り」ともいいます。
カルシウムと良質のタンパク質のかたまりです。
頭の回転をよくするビタミB12を豊富に含んでいます。
ビタミンDも多く、骨を丈夫にする上ではサプリメントのような祝い肴です。
●ゴボウ……土中深々と根をはるところから、一家の安泰と家族の無事安全を願って食べます。
食物繊維が多く、整腸効果を高めてくれます。
ゴボウに含まれているリグニンという成分には大腸ガンの予防効果があるといわれています。
「長寿食365日 より」
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
ビタミンB12なぜ体にいいのか?
ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめといえます。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12