どうにもならないことは、そのままに

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どうにもならないことは、そのままに
 
疲労は、主に情報過多な環境によって引き起こされます。
ですから、環境を変えることができれば、早く脳疲労を解消することができます。
しかし残念ながら、環境を変えることほど難しいことはないのです。
 
もし環境を簡単に変えることができるのであれば、すでに環境を変えて、脳疲労は解消できているはずです。
しかし環境をどうすることもできないからこそ、脳疲労が起こるのです。
 
私たちは、どうにもならないことでも何とかしなければと、ついがんばってしまいます。
たとえば、仕事関係でうまくいかないときでも、いろいろと気を使ってうまくいくようにとがんばります。
しかし、がんばってうまくいけばいいのですが、そうならないことのほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。
状況は変わらずに、気を使ったぶんだけ、自分のエネルギーは消耗してしまいます。
つまり、もっとダウンしてしまうのです。
 
そうなると、仕事の状況は変わらないわけですから、自分がダウンしたぶんだけ前よりももっと厳しい状況になってしまい、さらにダウンするという悪循環に陥ってしまいます。
むしろこのような場合は、何もしないほうが自分をさらにダウンさせずにすむので、結果的に自分の身を守ることになります。
 
したがって、「どうにもならないことは、とりあえずそのままにしておく」ということは、重要なことなのです。
少なくとも環境を変える努力をしないことで、エネルギーの消耗を防ぐことができるのです。
 
人間関係や仕事関係など、どうにもならないことは、「とりあえずそのまま」にしておいたうえで、自分が元気になることを考えるのです。
 
自分が元気になれば、余裕が出てきます。
いまはできないことも、やがて実現可能になるでしょう。
自分が元気になるということは、脳が元気になることにつながるのです。
 
自分が元気になることは、やがて周りの家族、あるいは友人、さらに仕事における人間関係にも、きっとよい影響を及ぼすはずです。
「脳の疲れをとれば、病気は治る! より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

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