「愛情を注ぐと、脳が活性化する」って本当?

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「愛情を注ぐと、脳が活性化する」って本当?
 
家族や仲間に恵まれると、幸せな気分でいられますが、それは脳のためにもいいことです。
脳には、愛情が必要なのです。
 
とりわけ、脳に必要なのは、「愛されている」という実感です。
「好きな人に頭を撫でてもらっている」「手を握ってもらっている」といった愛されているという実感が、脳の活力源になるのです。
 
こういう愛情は、歳をとればとるほど必要になると言っていいでしょう。
脳細胞は、年齢とともに減少していきますが、ストレスを受けると、減少のスピードはいよいよ加速します。
だからといって、生きている以上、ストレス源を完全に断つことはできないですから、ストレスと戦う“応援団”が必要になります。
このとき、愛情が大きな助けになるのです。
 
人から愛されているという実感があれば、脳のストレス処理機能は高まっていきます。
ストレスをうまく処理できれば、脳細胞の死滅を遅らせることができ、歳をとっても冴えた頭でいられるのです。
 
もちろん、愛情は一方的に要求できるものではありません。
自分が人を愛さず、一方的に要求しても、それを得ることはできません。
まずは、自分が家族や仲間を信じかつ愛し、幸せにすることが必要と言えそうです。
「脳(あたま)にいいこと全部やってみよう! より」
 
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脳は神経細胞の集まりと思われていますが、正確には「神経細胞(ニューロン)と、それらの情報を伝える役目をしているシナプスから成り立っています。脳を使えば使うほど、これらのシナプスが増えていきます。
脳の中のシナプスが密であればあるほど、いろいろな能力が高まります。
記憶力でいえば、記憶したことが鮮明に脳に焼きつけられることになります。
 
昔は、脳の神経細胞は生まれたときから増えることはないから、このシナプスを増やすことが、すなわち脳を発達させることだと考えられていました。
ところが、脳の研究が進み、近年になって、神経細胞は年をとっても増えることがわかったのです。
 
脳を使ってこれらの神経細胞を増やし、なおかつ、シナプスを密にすることが脳を鍛えるということなのです。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのために必要な素材として栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
 
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
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