「理解する」と「記憶する」ってどんな関係?
記憶というと、ただひたすら丸暗記すればいいと思っている人もいるようです。
たしかに、語学の単語の記憶であれば、ひたすら暗記することも不可能ではありません。
ただ、そういう記憶は長く頭の中にとどまりにくいのです。
それよりも、事柄をよく理解しながら覚えていくと、記憶は定着しやすくなります。
記憶したい事柄をよく理解して覚えるか、棒暗記するかでは大違いです。
まず、理解できていない事柄は、覚えにくいのです。
語呂合わせなどで覚えるしかありませんが、たとえ記憶できたとしても、記憶のひっかかりが少ないので、忘れてしまいやすいのです。
一方、よく理解した事柄は覚えやすいし、筋道のある情報として記憶されるので、記憶を取り出そうとするとき、ひっかかる部分が多くなります。
要するに、整理された情報として、思い出しやすくなるのです。
また、物事を理解するには、プロセスが必要であり、それは体験となって強く記憶に刻まれます。
理解した事柄と苦労した体験が合体して頭の中に残っていますから、記憶はより強固なものになりやすいのです。
年をとっても、記憶力で若者に負けない人がいるのは、理解をともなった記憶をしているからです。
年配の人ほど、若者よりも勉強・体験してきた事柄が多く、それが理解力の向上につながっていることが多いのです。
「脳(あたま)にいいこと全部やってみよう! より」
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脳の中のシナプスが密であればあるほど、いろいろな能力が高まります。
記憶力でいえば、記憶したことが鮮明に脳に焼きつけられることになります。
ところが、脳の研究が進み、近年になって、神経細胞は年をとっても増えることがわかったのです。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12