空腹よりも食後しばらくたったほうが知能は高い

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空腹よりも食後しばらくたったほうが知能は高い

朝食をとらない子どもは成績が悪いという話を聞きます。
一方、満腹だと頭が働かないので、大事なプレゼンの前は食事を抜いたり、量を減らしたり、食べないといった話を聞くこともあります。
いったいどちらが正しいのでしょうか。

最近の研究で、どうやら血糖と知能が関係していることがわかりました。

研究結果からは、食事直後の満腹の状態や昼ごはん前のおなかがすいている状態で行った知能テストの成績はあまりよくありませんでした。
もっとも成績がよかったのは、食事をしてから2時間後あたりということがわかったのです。

また、何を食べたかによっても知能は影響を受けるようです。
血糖値を急激に上昇させる砂糖がたっぷり入ったお菓子やジュースよりも、もちやごはんなど「でんぷん」を多く含むものを食べたときの方が知能テストの成績がよいという報告があります。

さらに、腸管での糖質の吸収を緩やかにさせる食物繊維をいっしょにとったときのほうが、より効果があることがわかってきました。

これらのことから、「知能は血糖値が一定の状態にあるときにもっともいい状態である」と考えることができます。

空腹のときは血液中のブドウ糖が減っていて血糖値は下がっています。
血糖はエネルギー源となるブドウ糖のことなので、血糖値が下がるとエネルギー不足になり、脳がうまく働かなくなります。
食事をすると血糖値は上昇し、健康な人であれば、時間の経過とともに徐々に下がっていき、食後2時間もすれば、一定の数値に落ち着きます。
このときが、脳が効率よく働く、活性化した状態にあると言えます。

仕事中におなかが減ったときに、甘い清涼飲料水やお菓子を食べていることはありませんか?
これらは、マラソンの直後など急激に血糖値を上げる必要があるときには効果的なのですが、テストや大事な仕事の前は、脳の働きを妨げることになります。
あまりおすすめできません。
「40歳から『衰えない脳』をつくる 7つの習慣 より」

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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
ビタミンB類はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
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