一日二杯以上の「緑茶」を飲もう

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一日二杯以上の「緑茶」を飲もう

緑茶を飲むだけで認知症が予防できるとしたら、こんなにお手軽な話はありません。

ところが実際に、東北大学大学院医学系研究科の栗山進一準教授らがおこなった研究では、「緑茶を飲む量が増えるほど、認知障害は減る」という結論を導きました。

その研究は、70歳以上の1003人を対象に、週に3杯以上の人に比べて、週に4~6杯、あるいは1日1杯の人に認知障害が出るリスクは34%低く、1日2杯以上だと半分以上の53%も低いことがわかったのです。

考えてみれば、昔は1日に1杯以上飲むのは当たり前のことだったように思います。

朝昼晩と食事のたびに飲んでいるだけでも1日に3杯は飲む計算になります。

それに加えて朝10時と昼の3時の休憩時間にも1杯ずつ飲めば、合計1日5杯ということになるでしょう。
この研究の結果をみると、今はお茶を飲む回数や機会が減ったと思わざるをえません。

ところで、なぜ、お茶が認知症の発症を防ぐのに効果があるのかは、その成分によるところが大きいとされています。

緑茶にはカテキンやテアニンという成分が多く含まれています。

カテキンは、肥満や胃がん、血糖値の上昇抑制などに効果があるといわれていて、成人病予防にも深くかかわっている成分です。
また、抗菌成分もあり口内の細菌を減らします。
一方、テアニンは、たまったストレスを和らげ、リラックス効果があるといわれる成分です。

なお、いずれも脳にとってもメリットがあることは明らかですから、認知症の予防に有効な飲み物であることは確かでしょう。
テアニンをたっぷり抽出するには、ぬるめのお湯でゆっくり煎れることがポイント。

茶の味と香りを楽しみながら、たっぷり飲むことで認知症の予防に努めましょう。
「今日からはじめるもの忘れを防ぐ方法68 より」

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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸などのビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/libra_g.html