カロリーを抑えた食事で記憶力アップ!

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カロリーを抑えた食事で記憶力アップ!

カロリーを抑えた食事をするのはダイエットや糖尿病の治療のためだけではありません。
記憶力を高める効果があるとして、脳への影響とのかかわりが深いことが指摘されています。

カロリー制限をすることが記憶能力の改善に効果があったという事実が、基礎医学雑誌『PNAS(米国科学アカデミー紀要)』に掲載されています。

平均年齢60.5歳のドイツ人50人を対象にした調査では、1日の摂取カロリーを最小限で1200キロカロリーに抑えるなど、カロリー制限をして記憶力との関係を調べました。
その結果、次の三つのことが明らかになったといわれています。
●カロリー制限前と後では、カロリー制限後のほうが記憶能力が1.3倍もアップした
インスリンの分泌が少ないほど記憶能力はアップした
●カロリー制限は長寿に効果があった(長生き遺伝子のスイッチが入った)

つまり、真偽のほどは現在まで定かではないものの、カロリー制限が記憶能力にかかわっている可能性は否定しきれません。

ですが、ここで注意したいのは、やみくもにダイエットをすれば脳にいい、ということではないということです。

本来、脳が活動するためのエネルギーはブドウ糖以外になく、ご飯やパンなどブドウ糖を脳に送るための炭水化物の食事は欠かせないからです。
しかも、ブドウ糖はためておく場所がないので、いわゆる「食べだめ」ができません。

したがって食事をただ減らすのではなく、一回の食事の量や摂取する栄養のバランスを考えながらカロリーだけを上手に制限していくことが望ましいのです。

インスリンの視点からみれば、長生きするためには、できるだけインスリンの分泌を抑えるほうが、体に負担がかからないのです。
そのためには、やはり食べる量を減らすことが、重要なのです。
「今日からはじめるもの忘れを防ぐ方法68 より」

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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸などのビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/libra_g.html