森林浴ウォーキングに出かけよう

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森林浴ウォーキングに出かけよう

のんびりできる休日、久しぶりに町を出て森林浴に出かけると、とても気持ちがいいものです。
この森林浴をするということには、気持ちがいいと感じるだけではなく、「認知機能の回復に効果があるのでは」と期待されている一面もあります。

医学系新聞『Medical Tribune』によれば、もの忘れの症状がある人たちを対象に3か月間、週1回のペースで毎回1時間、森林ウォーキングをおこなったところ、認知症のテストのスコアがアップしたという結果が得られたということです。

これは、森の香りの代表成分である「αピネン」の作用ではないかと分析しています。
αピネンとは、ヒノキやマツ、スギなどをはじめ、多くの針葉樹に含まれている成分で、特有の香りをもち、医薬品や香料など広い範囲で活用されています。

研究では、この森の香りの成分であるαピネンが認知症に影響を与えたといっていますが、これはあくまでも適量の場合のようです。

高濃度のαピネンの場合、マウスを使った実験ではストレスを与えることになるというデータもあります。
したがって、現状では癒しの効果も毒性もはっきりとはわかっていないという状況でもあります。

確かに、青々とした森の香りを嗅ぐと私たちはリラックスします。
山奥で木々に囲まれた森の香り漂う露天風呂につかっていると、心から癒された気持ちになるでしょう。

しかし、この場合、果たして森の香りだけが認知機能の回復に効果があったかどうかは定かではないのではないでしょうか。
もしかしたら「1時間のウォーキング」のほうにあったのかもしれません。

ウォーキングは、それ自体、お金をかけずに誰にでもできる健康法として人気があります。
脳を活性化させることはもちろん、ダイエットにもなり、血圧も下がります。
いつもより少し早めのペースで15分以上歩くだけでも脳は元気になります。

森林の中を歩けば、さらに効果が期待できます。
「今日からはじめるもの忘れを防ぐ方法68 より」

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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸などのビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
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http://www.endokoro.jp/libra_g.html