現代ニッポンの「国民病」となった「うつ」

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現代ニッポンの「国民病」となった「うつ」
 
アメリカの調査では男性の512パーセント、女性の1020パーセントが、人生のある時期に、うつに苦しんだ経験があると報告されています。
このうち半数は、うつを二度かそれ以上経験しています。
アメリカには少なくとも約2千万人のうつ患者がいると見積もられ、これにかかる医療費は毎年260億ドル(26000億円)に達します。
 
うつは、アメリカだけの問題ではありません。
2008年に厚生労働省が発表した統計によると、うつ病(気分障害としてカウントされ、このなかには躁うつも含まれる)による精神科の受診者は年間104万人となっています。
しかし、この数値は精神科で治療を受けている人だけであって、受けていない人を含めると300500万人の患者がいるといわれます。
うつは現代ニッポンの「国民病」となりつつあります。
 
わが国における抗うつ薬の市場が年商1000億円を超えているので、うつの治療にかかる医療費はその10倍とみて、1兆円と見積もることができます。
慶應義塾大学の大野裕教授は、日本のうつによる社会的損失は年間2兆円と述べています。
したがって、その合計は年間3兆円に達するのです。
 
うつになると、自分は何をやってもうまくいかないなどと非現実的なことを考える傾向がでてきます。
このネガティブな感情こそ、うつの特徴です。
この感情に心が支配されると、次第に物悲しくなってきます。
 
生きている喜びが感じられなくなる。
やる気がなくなる。
無気力になり、あらゆることに興味がもてなくなるなど、本来の能力を発揮できなくなります。
「よみがえる脳 より」
 
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≪ビタミンB12なぜ体にいいのか?≫
 
ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
 
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめのサプリメントといえます。
 
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
また、脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

どのビタミンが不足しても神経は正常には働いてくれません。
ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸など他のビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB群はバランスよく摂ることで相乗効果を発揮します。

 
ビタミンB12について