<ビタミンD情報>ビタミンDをたっぷりとれば骨粗鬆症に有効

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<ビタミンD情報>ビタミンDをたっぷりとれば骨粗鬆症に有効
 
≪スモッグはビタミンDの大敵≫
 
肌を老化させたり、皮膚がんの原因になったり、なにかと嫌われ者の紫外線ですが、ビタミンDのことを考えて見直したいものです。
 
ビタミンDには植物に含まれるD2と動物に含まれるD3があり、はたらきに差はありません。
最もビタミンDを多く含む食品はほとんど動物性なので、おもにとっているのはD3です。
紫外線によって、皮膚で脂肪からつくられるのもD3です。
 
日光に当たる機会の多い人は、必要量の半分以上はまかなえると思ってよいでしょう。
スモッグの多い地域やビルの谷間、冬季日光の弱い地方の人はあまり期待できません。
1日中ビルの中ではたらき、休日も家でごろごろといった生活スタイルの人も、ほとんど日光に当たる機会がありません。
子どもたちに骨折が多くなったというのも、太陽の下で遊ばなくなったことが一因しているかもしれません。
 
思いあたる人は、食事から摂取を心がけるとともに、日光浴の機会をふやしましょう。
とはいえ、真っ黒に日焼けするとDの合成脳力が落ちますから、ほどほどが肝心です。
 
≪ビタミンDをたっぷりとれば骨粗鬆症に有効≫
 
骨がスカスカになって骨折しやすくなる骨粗鬆症は、寝たきりの原因になるので、気をつけなければならない病気です。
とくに更年期以降の女性は注意が必要です。
骨粗鬆症を予防するには、若いうちからのカルシウムの貯蓄が大切です。
では、高齢になってから慌てて多めにとっても、もう手遅れなのでしょうか。
そんなことはありません。
近年、カルシウムとカルシウムの吸収を促進するビタミンDを十分に摂取することが、骨粗鬆症の予防になるばかりか、治療にも有効であることを示す研究結果が相次いで報告されています。
 
85歳という高齢の女性に、1日にビタミンD20マクログラムとカルシウム1200mg1年半、毎日服用させたところ、骨密度が増加し、骨折頻度が少なくなったのです。
予防を心がけるのはもちろん大切ですが、すでに骨粗鬆症が心配な年齢の人には、朗報です。
 
1日の目安量(μg)
成人 : 5
 妊婦・授乳婦 : +2.5
小児 : 34
 
≪上限量(μg)
 成人 : 50
 
≪ビタミンDを多く含む食品(μg)
くろかじき 1切れ80g 30
さけ 1切れ80g 26
身欠きにしん 50g 25
あんこう 20g : 22
かわはぎ 50g 21
いわし丸干し 40g : 20
さんま 1100g 19
うなぎ蒲焼き 1100g : 19
 
きくらげ(乾燥) 5g : 22
干し椎茸 大210g 2
 
※効果的なとり方
 椎茸に含まれるエルゴステールは紫外線に当てるとビタミンDに変わる。
 機械乾燥の干し椎茸は日に当ててから使うとよい。
 
「からだに効く栄養成分バイブル より」
 
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筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、いくつものビタミンB群の仲間が必要です。
筋肉や神経を動かすエネルギーをつくるのがB1神経伝達物質の生成にはたらくのがB6、そしてB12の役目は、神経細胞内の核酸たんぱく質などを合成したり、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてはくれません。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳・神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、胃の内因子(胃から分泌されるたんぱく質の一種)と結びつくことにより吸収されますが、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために 大量のビタミンB12を補給する必要があります。
高齢者で吸収が悪くなっている人も同様です。
ビタミンB12は動物性食品にしか含まれていないので、菜食主義の人も欠乏症が心配です。
 
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12について