<DHA・EPA情報>DHA・EPAはがんに効く

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<DHA・EPA情報>DHA・EPAはがんに効く
 
≪DHA・EPAはがんに効く≫
 
「魚を食べる頻度が低いほど、がんなどの病気で死亡する率が高い」という、故平山雄氏(国立がんセンター研究所疫学部長)による調査結果があります。
このことに注目した矢澤一良氏(南予防医科学研究所)らがさらに研究を進め、ラットやマウスによる実験を重ねた結果、魚の脂肪を構成するDHAやEPAには、がんの発生を少なくするだけではなく、がん細胞の転移を抑制したり、抗がん剤の副作用を軽くする作用もあることがわかりました。
 
≪大腸がんの発生を防ぐ≫
 
がん発生の典型的なしくみとして、イニシエーター(がん発生因子)をとり続けることによってからだの中にがん細胞が発生し、そこにプロモーター(がん促進因子)がはたらいて増殖するというかたちがあります。
このプロモーターのひとつであるプロスタグランディンE2は、肉類に多く含まれるアラキドン酸からつくられますが、DHAは体内でアラキドン酸が合成されるのを抑えるはたらきがあると考えられています。
 
≪がん細胞の転移を防ぐ≫
 
発生したがん細胞が成長すると、血液やリンパ液の流れに乗って移動し、あるところで血管壁などに付着してさらに成長します。
これががん細胞の転移のしくみですが、DHAやEPAは、血管にがんが付着するのを抑えるのではないかと、矢澤氏らは見ています。
DHAやEPAは、がんの予防だけでなく、がんの進行をくいとめたり遅らせたりするのにも有効だということになります。
 
抗がん剤による脱毛を防ぐ≫
 
ラットに抗がん剤とDHAを与えた実験では、抗がん剤だけを与えた組はほとんど50%以上の脱毛率であったのに対して、抗がん剤と同時にDHAを与えた組ではすべてが25%以下の脱毛率という結果でした。
これは、抗がん剤が発生する活性酸素が髪の毛をつくる毛母細胞に作用するのをDHAが防ぐのではないかと考えられています。
がん患者の悩みを軽くする朗報といえるでしょう。
「からだに効く栄養成分バイブル より」
 
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筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、いくつものビタミンB群の仲間が必要です。
筋肉や神経を動かすエネルギーをつくるのがB1神経伝達物質の生成にはたらくのがB6、そしてB12の役目は、神経細胞内の核酸たんぱく質などを合成したり、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてはくれません。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳・神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、胃の内因子(胃から分泌されるたんぱく質の一種)と結びつくことにより吸収されますが、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために 大量のビタミンB12を補給する必要があります。
高齢者で吸収が悪くなっている人も同様です。
ビタミンB12は動物性食品にしか含まれていないので、菜食主義の人も欠乏症が心配です。
 
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12について