「しなやかなからだ」の秘密

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「しなやかなからだ」の秘密
 
からだの柔らかさは、背骨のひとつひとつをつないでいる椎間板の柔軟性でもあります。
背骨の椎間板は、「オックステール・スープ」をイメージするとわかりやすいと思います。
 
「オックステール・スープ」に入っているのは、牛のしっぽ付け根を切った部分です。
これがまさに牛の椎間板を輪切りにしたものです。
切り口をよく見ると、タマネギの皮みたいに何層にも筋(靭帯)が重なって骨にくっついています。
さらに骨の芯を見ると穴があいています。
この空洞は髄核といって、本来ジェル状の液体がパチンコ玉くらいの大きさで入っている場所です。
ちょっとやそっと押しても割れない、水風船のようなイメージです。
 
背骨(椎骨)11個の間に挟まっていて、それがあるからこそ、人の重い頭を支えることができます。
圧力がかかったときに髄液が圧縮されて上下の椎骨へ逃げることで、髄液自身が圧力でつぶれないようになっているわけです。
小さなバネが、骨と骨の間に全部入っていると考えればいいです。
飛んだりはねたりして衝撃を与えても骨がつぶれないですむのもこのためです。
 
でも椎間板自体が硬くなって柔軟性を失っていると、極端な場合、髄液が圧縮されたときに椎骨内へ逃げられず、破れてはみ出てしまいます。
この状態が椎間板ヘルニアです。
 
大人になって成長が止まった状態の椎間板を柔軟に保つには、定期的に圧縮されたり加圧されたりする必要があります。
 
それには、歩いたり、走ったり、座ったりという日常動作や、特に走るなどのスポーツが適しています。
こういった面からも、日常的な動きをおろそかにしないことは非常に重要なのです。
「『疲れないからだ』のつくり方 より」
 
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ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質]産生が強化されても不思議ではありません。
 
ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
ビタミンB12について