「頭痛」を解消する方法

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「頭痛」を解消する方法
 
頭蓋骨はジグソーパズルのピースみたいに、小さな骨が何個も合わさって丸い形になっています。
そのつなぎ目はくっついて動かないのではなく、肩甲骨などの開閉とともに開いたり閉じたりしているのです。
このつなぎ目の部分に「サビつき」があると、そこを起点に頭痛になることもあります。
 
この「サビつき」には、頭蓋骨のパーツが開きっぱなしの状態でサビてしまっているときと、閉まりすぎのピキピキの状態でサビているときがあります。
 
前者の場合は、開ききった松ぽっくりみたいに、パーツのひとつひとつがゆるんで下垂しているので、顔も大きく見えます。
眠りすぎで後頭骨が下垂れして、後頭骨と頭皮のエリアがむくんで、水がたまっているときなどがそうです。
そんなときは後頭部の頭皮がつまめてしまうくらいです。
 
逆に、閉まった状態で固まっている場合、こめかみが落ちくぼんで、青い静脈が浮いて見えます。
閉まっているぶん、顔は小さく見えるけど、どちらかというと「怖い顔」になってしまいます。
 
だから、たとえば偏頭痛のような「サビつきが原因」の頭痛のときは、ブラシや指で頭蓋骨を叩くと効果的です。
ゆるみっぱなしのときは速く、ガチガチに固まっているときはゆっくりと。
パカパカと音がするくらい思い切りよく、気持ちいいくらいに叩いてみてください。
腰湯をしながらだと、さらに効果的です。
それだけで頭蓋骨にしなやかさが戻ります。
 
先に「肩甲骨の開閉」と書きましたが、カンのいい人は「じゃあ肩甲骨の動きがスムーズになれば頭痛はなくなるんじゃないの?」ときづいているかもしれません。
 
まさにそうで、頭痛は肩甲骨の可動性と大きく関係します。
だから、肩甲骨のサビとりも重要です。
肩甲骨のサビとりには、普段の生活の中で腕を意識して上げるような動きをしましょう。
これで頭痛も肩こりも解消できます。
 
また、目の疲れからくる頭痛には、後頭部を温めるのが効果的です。
後頭部は視神経をつかさどる場所なので、ここを蒸しタオルなどで温めると血行がよくなってラクになるはずです。
 
★脳のしくみも影響している!?
 
こんなふうに、頭痛にはいくつかの原因があって、それぞれに解決法はあるけど、現代人の頭痛には、もっと根本的な問題があるのではないかと思います。
 
脳には、右脳と左脳があって、この2つの脳を脳梁というという橋がつなぐことで、情報のやりとりが行なわれます。
 
この脳梁がストローくらいに細くなってしまうと、たとえばそれは、情報の伝達量が少ない、昔の電話回線みたいなものです。
逆に、この橋に十分な太さがあり、情報の伝達量が多くて伝達の速度も速いと、インターネットのようになります。
 
右脳と左脳というのは、実は別人格で、片方がもう片方をそそのかそうとしたときに、考えなしにそのささやきに乗っかってしまうか、「待てよ」と思って踏みとどまることができるかは、この2つの脳の間で情報のやりとりが十分に行なわれて対話がきちんとなされているかどうかにかかっています。
 
だから情報伝達の橋が細すぎると、「お姑さんに怒られた。鬼だ」ぐらいで終わってしまいます。
だけど、脳梁に太さがあれば、いろいろな情報が行きかって「もしかしたら、私に何かを教えてくれようとしたんじゃないか」って思えるのです。
 
そういう意味で、この脳梁が細くなっている人が昨今多いように思います。
 
自分自身の中での対話力がなくなってきて、いってみれば、物事をいろいろな角度から見る力がなくなっています。
 
そうすると、物事に対する理解の仕方がすごく幼稚で、自己中心的な発想になり、被害者意識が過剰になります。
 
そんなふうに幼児性が高いと、当たり前だけど、大人として生活を営んでいくのは窮屈ですよね。
そこでパニックになったり、頭痛が起こったりしやすいのです。
 
脳梁が細くなっている原因のひとつは、右手と左手を、十分に、同等量使えていないことにあります。
脳と手が密接に関わっていることは知られていると思いますが、人間の脳の性能は、ほとんどその人の手の動きに左右されるといっていいのです。
 
大したことでなくていいのです。
集中力や緊張感もいりません。
 
ただ、晩ご飯のあと片づけとか、ちょっと歩いて買いものに出かけるとか、日常的な家事を行なうことによって、意識しないうちに、右脳と左脳がきちんと対話して、脳のデータ送信を終えてくれます。
 
自分のからだを実際に使うことによって、脳の性能が上がれば、幼児性が原因の頭痛はなくなっていきます。
「『疲れないからだ』のつくり方 より」
 
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ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質]産生が強化されても不思議ではありません。
 
ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
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