なぜ、血管のなかに傷ができるのか

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なぜ、血管のなかに傷ができるのか
 
◎血管のなかが傷つくメカニズム
 
血管のなかにできる傷は、膝小僧をすりむいたときの傷とはちょっと違います。
 
血管の内側にある内皮細胞層は、つねに血液が流れているため、非常に滑らかで、ふつうは剥がれることはありません。
 
問題は血液です。
血管内の血流は、すべて同じ状態ではありません。血液には粘り気があるため、血管の壁に近いところの血流は遅く、真ん中あたりの血流は速いという具合に、血流の速さに差が生じます。
 
そして、もっと大きな問題は、血管の中央を流れる血液が、血管の壁に沿って流れる血液を引っぱっていこうとすることです。
 
血管内面の内皮細胞の壁は非常に滑らかですが、鏡のようにツルツルではありません。
細胞が並んでいるわけですから、わずかに凹凸しています。
 
この凹凸に、粘り気のある血液が引っかかり、内皮細胞に剥がれ現象が生じて傷ができるのです。
 
◎心臓にも血栓はできる
 
血管内で血流の速さの差が広がる場所は、大きく2つ考えられます。
 
▼血管の枝分かれ部位……血管が枝分かれするところでは、血液の流れる速度の差から渦を巻きやすくなり、その結果、血管に傷が生じます。
 
▼心臓……不整脈のような不規則な鼓動になると、心臓のなかで血液の渦が生じやすくなります。
その渦によって血流に速度差が生じ、心臓の内面に傷が誕生して血栓につながっていくのです。
もちろん、心臓が規則正しく鼓動を続けていれば、血栓は生まれません。
 
心房細胞という不整脈がきっかけとなって血栓が生じ、その血栓が脳に飛んで脳梗塞になります。
不整脈は非常にわかりにくいものですが、手首の脈をとると、ある程度までわかるものです。
 
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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