肩こりは、アメリカでは通じない!?

イメージ 1
肩こりは、アメリカでは通じない!?
 
肩こりの主役は、後頭部に始まり、鎖骨から胸椎を覆う背中の表層にある「僧帽筋」という筋肉です。
読んで字のごとく、キリスト教の僧侶の帽子に似ていることから名づけられました。
 
筋肉は疲れると、筋線維が縮んだままになり、伸びようとしなくなります。
筋線維が縮みっぱなしになって太くなると、筋膜(筋線維が数百~数千本入っている袋)の内圧が高くなります。
筋肉のなかの血管はあまり太くないうえ、壁も丈夫ではないため、内圧が高くなると押しつぶされてしまいます。
 
そうなると血液循環が途絶え、筋肉全体が栄養失調のような状態になり、筋肉としての働きがとまります。
これが肩こりの正体であり、メカニズムです。
 
肩こりの部分をさわると、筋肉が硬くなっているのがわかります。
これこそ筋膜の内圧が高くなっている証拠です。
 
筋膜の内圧が高くなっただけなら、まだいいのですが、肩こりをそのまま放置しておくと、循環不良がさらに進んで炎症を起こします。
こりが「筋筋膜炎」という病気です。
こうなると、マッサージや軽い体操くらいでは治りません。
内服や注射などの治療が必要になります。
 
なお、「肩こり」という症状名は、日本特有のものです。
ある有名な女性評論家がアメリカ滞在中に肩こりに苦しみ、整形外科を受診したところ、「肩こり」がまったく通じないうえ、「五十肩」とまちがわれて苦労したそうです。
 
また、肩こりには、「肩こりという名前があるから、肩がこる」という奇妙な側面があります。
「肩こり」という言葉を覚えると、肩こりの症状を訴えるようになるといわれているのです。
 
肩こりの治療は、とにかく血液循環を改善することです。
とはいえ、肩をすぼめたり、腕を広げて伸ばしたりするだけでは、肩こりは退治できません。
まず、肩や腕をいろいろな方向に動かし、こり感の激しい部分が動いているかどうかを調べます。
気持ちよく動いていれば○。
的外れの部分が動くだけなら×です。
 
 
こっている部分がわからないときは、お風呂に入るのが効果的です。
お風呂で体を十分に温め、お湯のなかで肩運動をします。
体が温まり、血液循環がよくなっていますから、動く場所が多少、的外れでも効果があります。
 
ところで、感情の動きが肩こりと深く関係していることをご存知でしょうか。
感情が激しく動くと、交感神経が興奮して血管が細くなり、血液循環が低下し、肩こり症状は悪化します。
 
といって、ニコニコ顔ばかりしていると、血圧が下がりすぎて、血液循環が低下します。
喜怒哀楽の感情をたくみに使い分けることが、肩こりの退治には重要です。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
詳細はこちらへ