肥満-「食本能+飢餓DNA」とのせめぎ合い-

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肥満-「食本能+飢餓DNA」とのせめぎ合い-
 
◎やっぱり「肥満は万病のもと」
 
人間には、食本能、性本能、群がり本能という3つの本能があります。
なかでも、食本能は自己防衛につながるため、強烈に働きかけます。
 
人類の歴史は飢餓の歴史でもあります。
そのため、DNAのなかに、「食べ物は無理にでもたくさん食べておけ」という指令がかなり強く残っています。
ですから、肥満になるのも無理はありませんが、やはり「肥満は万病のもと」なのです。
 
人間は小さく生まれ、大きく育ちます。
ただ、体は大きくなっても、心臓は小さいままです。
もちろん、心臓も成長しますが、食本能と飢餓のDNAのおかげで、体は心臓の数十倍も成長します。
 
それでも、心臓と体のバランスがとれているあいだはいいのですが、肥満によってそのバランスがくずれ、小さな心臓ポンプで全身に血液を送りつづけることになると、かなり無理がかかります。
その結果が心臓病の発症です。
 
しかも、ことは心臓病だけではすみません。
血液循環がスムーズにいかなくなるため、体の各部が酸欠と栄養不足にあえぎ、思いもよらない病気を発症することもあります。
 
◎脳に上手に満腹報告を送る法
 
肥満対策は、1に運動、2に減食です。
とはいえ、肥満の方の多くは運動が嫌いです。
ですから、理屈抜きに体を動かす方法を考えなければなりません。
 
そこで登場するのが、日常生活での小動きです。運動とは思わないままに体を動しているだけで、いつしか運動効果が生まれてきます。
 
食事については、何を食べるかではなくて、どう食べるかが問題です。
まず、サラダのような低カロリーのものから食べはじめるようにします。
食材はなるべく大量に用意し、できるだけ大きく切りましょう。
そうすると食べごたえも噛みごたえもあり、咀嚼回数が増えます。
 
サラダを食べ終わった時点で、一度箸を置き、いま食べたサラダの量で、仮の「満腹感」を脳に報告するのです。
咀嚼回数からの報告など、脳はいろいろな方向から満腹報告が届くと満足し、食本能に活動停止または抑制の指令を出します。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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