循環機能を高める6つの力-健康長寿も若返りも夢ではない-

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循環機能を高める6つの力-健康長寿も若返りも夢ではない-
 
◎動くことの大切さを再認識しよう
 
血液循環を促進し、強い血管をつくるためには、運動が絶対に必要です。
その理由は大きく2つあります。
 
1つは、人間が動物であるからです。
動物は「動く物」です。
つまり、私たちは動く物として生まれてくるのです。
 
人間の体は、おもに骨と筋肉と血管でつくられています。
循環機能を高めるのは筋肉ですから、その筋肉が動かなければ、循環が行われなくなるのは当然です。
 
では、循環機能が働かなくなると、どうなるのでしょうか。
人間にかぎらず動物は、細胞の単位にいたるまで、栄養分を摂取して排泄するという行動をとっています。
これを支えているのが循環ですから、循環機能が落ちるということは、ただちに死にいたることはないにしても、健康長寿が夢物語に終わることを意味します。
 
理由の2つめは、私たち人間は動くことによって進化してきたからです。
 
人間は、①立つ力、②歩く力、③握る力、④噛む力、⑤話す力、⑥眠る力、という6つの力を活用して進化を続けてきました。
 
◎失われた力を運動で取り戻す
 
ところが、進化を生み出したはずの6つの力が、加齢とともに、失われる力として私たちの前に立ちはだかってくるのです。
 
6つの力をよく見てください。
①~⑤は直接的な運動ですし、⑥の「眠る力」は運動を補佐する行動です。
いずれも血管の強化。
血液循環と深くかかわっています。
 
つまり、老化によって失われた6つの力を取り戻すことができれば、循環機能は確実に高まり、血管が強くなり、健康長寿はもとより、若返りすら可能になるのです。
 
人間は動物であり、動物とは動くものです。
動くことすべてが運動です。
運動が循環を促進する大きな力となるのです。
 
あとは実行と継続あるのみ。
今日の元気のためにも、明日の健康長寿のためにも、体を動かしつづけてください。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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