塩分を制限してハッピーライフ-生活習慣病の改善につながる第一歩-

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塩分を制限してハッピーライフ-生活習慣病の改善につながる第一歩-
 
◎日本人とは切っても切り離せない塩分
 
生活習慣病の原因はさまざまです。
喫煙が最大のリスクであるとするデータもあれば、食生活が欧米化して肉類の摂取量が増えたからだ、という説もあります。
 
こうした諸説を並べたときに見えてくるのが、「塩分をとりすぎている」というキーワードです。
 
もともと、日本の食文化は塩分によって支えられてきました。
塩分を加えることによって、食物の腐敗を防いだり、長期保存したりすることが可能だったからです。
 
また、栄養分の補給や老廃物の除去にも、塩分は深くかかわっています。
 
簡単に説明しましょう。
 
血液のなかの栄養分や酸素は、毛細血管の壁からにじみ出るようにして細胞に達します。
細胞に達しても、そこには細胞膜があります。
この壁を通り抜けないと、せっかくの栄養分や酸素も役に立ちません。
 
こんなときに登場するのが、浸透圧です。
細胞膜の内と外で濃度が違うと、水分は濃度の薄いほうから濃いほうへ移動するという現象です。
このときに細胞膜にかかる圧力を浸透圧といいます。
 
◎塩分を過剰に摂取すると……
 
細胞膜の内と外で塩分の濃度が異なると、水分は濃度の薄いほうから濃いほうへ移動します。
その水分に栄養分や酸素を乗せれば、問題なく細胞内に到達します。
つまり、塩分は、栄養分や酸素、老廃物の移動に大きく役立っているのです。
 
しかし、塩分を過剰に摂取すると、大量の水分が血管のなかに流れ込み、血液量を増やします。
その結果、高血圧を発症します。
あるいは、粘膜系がただれてがんになるかもしれません。
血管の内膜であれば、血栓ができることも考えられます。
 
やはり、塩分の過剰摂取は生活習慣病のすべてに悪影響を与えます。
生活習慣病といわれたら、なによりも塩分を制限することを心がけてください。
それだけで、生活習慣の負の部分が大きく変わりますよ。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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