腕や足の筋肉が血液循環を支えている-加齢による筋力低下は避けられない?-

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腕や足の筋肉が血液循環を支えている-加齢による筋力低下は避けられない?-
 
◎筋肉がなければ関節は動けない
 
筋肉の働きが血液循環に大きく関係します。
もちろん、関節もかかわっていますが、やはり主役は筋肉です。
なぜなら、関節だけでは1mmも動けないからです。
 
ただ、腕や足の筋力は加齢によって低下します。
腕の筋力が低下すると、握れない、つまめない、もてない、抱けない、運べない、となり、両足の筋力が低下すると、立てない、歩けない、走れない、蹴れない、ジャンプできない、となります。
 
その結果、全身の血液循環が低下し、血管も弱くなります。
 
腕や足は筋力の出発点でもあり、出口でもあるのです。
その腕や足の筋力が衰えると、それ以上、力を出すことはできません。
腰やお腹、背中にいくら力があっても、腕や足が動かなければ、その力を発揮することはできないのです。
 
◎足の筋力低下がもたらすもの
 
筋力が低下して血液循環がスムーズに働かなくなると、知覚系や運動系の情報や指令が届きにくくなります。
そのため、力が抜けたように見えます。
 
さらに、筋力が衰えると、筋肉に囲まれた関節の動きも悪くなります。
関節には知覚系や運動系の神経はありません。
ですから、関節が動くためには、どうしても筋肉の力が必要であり、筋力が落ちると関節系の循環も弱くなってしまいます。
 
足の力が弱くなると、被害はもっと大きくなります。
下肢にはたくさんの血液が貯蔵されています。
また、大量の血液を心臓にもどす重要な役割があります。
 
血液は全身の組織に酸素や栄養分を運び入れ、老廃物を運び出す重要な運搬トラックです。
その血液が大量に下肢に残ったままになれば、血液循環は大幅にダウンし、すべての力が低下します。
 
血液循環は、生命活動のために、1秒も休むことなく働きつづけています。
その原動力こそ、腕や足の筋肉だったのです。
両手両足が働いてくれて、力の出口をしっかりと守ってくれているからこそ、全身の力が出せるのです。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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