「百薬の長」にする、お酒の飲み方-免疫力を高める食生活の基本-

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「百薬の長」にする、お酒の飲み方-免疫力を高める食生活の基本-
 
「酒は百薬の長」という言葉があります。
お酒好きな人にとっては、都合のいい言葉ですが、本当はどうなのでしょうか。
 
アルコールは、体にはじめに少量入ってきたときは、異物を排泄しようとする反射作用が起こり、血管が開いて赤くなります。
そしてしばらくの間は副交感神経を刺激してリラックスした状態をつくります。
アルコールを摂ると一瞬気分が軽くなるのは、そのためです。
 
仕事を抱えすぎていたり、悩みがあるなど、強いストレスを抱えている人ほど、お酒を飲んで疲れをとろうとしがちですが、それは飲んだときに、気分が軽くなるからです。
 
ただし、アルコールが副交感神経に作用するのは、飲みはじめの12時間です。
疲れがとれたような気がして、気分が軽くなるのは、ほんのわずかな時間にすぎないのです。
 
アルコールが強いかどうかは個人差が大きいので、一概にはいえませんが、一般には、日本酒ならば12合、ビールならば12本程度であれば、副交感神経を刺激します。
その程度の量、その程度の時間でやめておけば、いい気持ちになるのです。
 
それ以上飲み続けると、だんだん興奮してきて顔色も青くなり、脈が速くなって、今度は交感神経が緊張してきます。
長時間飲み続けて飲む量もふえれば、交感神経緊張状態が長く続くことになります。
その交感神経の緊張が翌日まで残るのが二日酔いです。
翌日、脱水症状になって尿が出にくくなり、脈が速い状態が続きます。
 
このように、二日酔いになるまで飲みすぎる傾向があるのは、ストレスが強い人です。
ストレスから逃れるために、いい気持ちのほろ酔いの段階ではおさまらずに、つい飲みすぎてしまうのです。
もちろん、ただたんにお酒が大好きで飲みすぎてしまうという人もいますが、しばしば二日酔いなど悪酔いする人は、仕事などのストレスが強いからでしょう。
 
アルコールを飲むことによって、一時的にストレスを発散することはできますが、それでは根本的な問題の解決にはなりません。
問題はストレスにどう対処すればいいかです。
 
飲みすぎか続けば、交感神経が優位な世界が続き、顆粒球をふやして免疫力を落とし、結果的に体を痛めることになります。
また、アルコール依存にもなりかねません。
 
時間は2時間以内で、量も適量におさめておくことです。
この飲み方ならば、アルコールは副交感神経を刺激してリラックス効果があるのです。
 
以前に行なった沖縄の百歳以上の長寿者の調査では、ほとんどの人が毎日1合程度の晩酌をしていました。
毎日飲んでも、適量な飲酒であれば、まさに「酒は百薬の長」になるようです。
アルコールは、うまくつき合うことができればストレスを解消してくれるクスリになり、免疫力も高めてくれるというわけです。
 
たまに二日酔いになるまで飲むのは、若いときには仕方ないでしょうが、50歳を過ぎたら、くれぐれも自重することです。
「免疫力が上がる生活下がる生活 より」
 
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ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質]産生が強化されても不思議ではありません。
 
ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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