タバコは吸っても1日5本以内に-免疫力を高める食生活の基本-

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タバコは吸っても15本以内に-免疫力を高める食生活の基本-
 
タバコは食べものではありませんが、食後の一服というように、食事とも切り離せない面もあります。
ここでタバコについても取り上げておきましょう。
 
最近では、タバコはみんなから目の敵にされています。
街中での路上禁煙はもちろん、レストランなども全席禁煙のところが多く、吸える店でも分煙は当たり前です。
家族がいればベランダに出て吸わなければなりません。
タバコを吸う人は、いよいよ肩身が狭くなっています。
値段もどんどん上がっています。
 
それではタバコはそれほど体に悪いものなのでしょうか。
タバコは肺がんの原因と言われますが、タバコよりもむしろ悪いのは排気ガスだという説もあります。
しかし、タバコを吸わない人にとっては迷惑で、受動喫煙の害については広く喧伝されています。
そのように、タバコは悪役のイメージばかりが強いかもしれません。
 
しかし、タバコの成分であるニコチンは副交感神経を刺激するアセチルコリン受容体に結びついて刺激するので、一時的ではありますがリラックス効果があります。
 
認知症になると、アセチルコリンが少なくなるので、ニコチンによるアセチルコリン受容体の刺激によって、それを防ぐ作用があるとも言われています。
 
といっても、ニコチンを常用すると、アセチルコリンが分泌されにくくなるので、かえって脳の働きを悪くするとも言われます。
ヘビースモーカーなどは、ニコチンが切れると頭がぼんやりして働かなくなったりしますが、それは、ニコチンを多くとりすぎると、本来出るべきアセチルコリンの分泌が少なくなるからです。
 
タバコにはニコチンだけでなく、タールやベンゾピレンなどの有害な発がん物質が含まれています。
それらの物質は、ニコチンと同様、いやそれ以上に害があります。
ニコチン自体は副交感神経を刺激しますが、タールなどは交感神経を刺激して顆粒球をふやすという反対の作用をします。
ですから、タバコを吸うと、相対的には、交感神経を刺激して顆粒球の割合を高くします。
 
結果的には免疫力を落とすわけです。
またドーパミン神経にも作用して、一時的に快感を感じるのですが、それによって依存症が生じます。
 
タバコを吸う人は、喉頭がんや肺がんなどに注意が必要です。
タバコに含まれる有害物質が通過することによって打撃を受けやすい部位だからです。
 
愛煙家は「タバコなどそれほど害がない」「害があっても自分の体の問題だからいいじゃないか」などと居直るかもしれません。
世間で言われているほどの害があるかどうかは別にして、タバコの煙やにおいに耐えられない人がいるのですから、周囲の迷惑を考えて吸うとしても分煙を心がけるのは当然です。
 
ヘビースモーカーには禁煙して、うつになる人もいます。
そんな影響が出てくるならば、無理な禁煙はかえってストレスになるかもしれません。
ただしリスクを考えたら、せいぜい15本以内に抑えることです。
それが悪影響をあまり受けずに済む境目でしょう。
 
タバコをやめたほうが食べものもおいしく感じることができます。
もちろん、体調がいいことを実感すると思います。
「免疫力が上がる生活下がる生活 より」
 
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ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質]産生が強化されても不思議ではありません。
 
ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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