パソコンに向かうときには、1~2時間に1度は休む-心の健康が体の健康を左右する-

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パソコンに向かうときには、12時間に1度は休む-心の健康が体の健康を左右する-
 
オフィスでの仕事にはパソコンが必須です。
OA化、IT化の進展によって私たちの生活環境は大きく変わりましたが、それが健康をそこなう原因にもなっています。
123時間程度ならまだいいのですが、1日中パソコンの前に座って作業を続けなくてはならない職種も多くなっています。
 
オフィスの中で1日中、パソコン画面の光の点滅を見続けたり、夜遅くまで煌々とした明かりのもとで仕事をしていれば、視神経に光の刺激を与え続けることになり、さらに疲れを増します。
そうした目の疲労が重なると、病気を引き起こす危険性が増すのです。
 
夜遅くまで明るいオフィスにいて、しかもずっとパソコンを前にして集中していると、交感神経緊張状態が長く続くことになります。
明るいところでは交感神経緊張にさらされ、暗いところでは副交感神経が働くので、光を浴び続けるだけでも、交感神経が緊張し続けてストレスになるのです。
長く起きていて重力に逆らう生活をしたり、光の点滅を見続けて目を疲れさせることは、免疫力を落とします。
夜遅くまで起きていて仕事をしているということは、この二つが重なります。
 
パソコンの画面を見続けるのであっても、昼間の光のほうがまだましです。
オフィスの中でも、昼間に窓から太陽光が入れば、人工の光だけよりはいいのです。
また、夜遅くまでパソコン画面やテレビゲームをするなど、夜更かしとパソコンがセットになると、よけいに健康に悪い生活です。
 
本来、人間は朝型生活が健康にいいのです。
いまや仕事上パソコンは必需品なので多くの人はパソコンに向かわざるをえないでしょう。
そうであれば、日中のほうが目にもよく体も疲れが少ないのです。
といっても、長時間休みなく画面に向かうことはよくありません。
続けて同じ姿勢でパソコンに向かっていたら、目の疲れだけでなく、体がこわばり、首や肩も凝り、座りっぱなしは腰に負担もかけます。
 
最低でも12時間に一度は休憩をとって目を休めたり、軽く体操をすることも必要です。
また、できれば、日が沈んでからはパソコンで仕事しないといった防衛も必要です。
「免疫力が上がる生活下がる生活 より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
◆ビタミンB12とは…?◆
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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