40代が境目の理由-40代半ばで生き方を変える-

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40代が境目の理由-40代半ばで生き方を変える-
 
30代であればまだ免疫力はそれほど落ちません。
多少働きすぎでもストレスがあっても、病気になるケースは多くはありません。
しかし、40代になったら自分の体には注意を払う必要があります。
40代で免疫力の基本である白血球の数が少なくなるわけではありません。
無理を重ねることによって、白血球自体はふえているくらいです。
ただし、顆粒球が多くなっているのです。
それが問題なのです。
 
40代は中間管理職の人も多いでしょう。
その立場になると、自分の仕事が忙しいだけでなく、部下の指導や管理も仕事になります。
仕事の無理だけでなく、責任感が大きなストレスになってのしかかってきます。
自分の仕事だけでも少し減らすことができればいいのですが、若い部下と同じように成果も求められます。
当然いままで以上にハードになります。
 
ストレスを解消しようとして、人一倍食べたり飲んだりする人はエネルギッシュで人一倍やり手かもしれません。
長時間労働と責任の重さを飲み食いで跳ね返しているわけです。
そんな人はたいてい太り気味でしょう。
 
見た目としては、多少太っているほうが元気に見えますし、実際そういう人は活力があります。
ある程度ならば太っているほうが血色がよく、脂肪もあって体力があるのです。
太ることにはそれだけメリットもあります。
食べて脂肪を蓄えるのは、身を守るためのクッション作用とも言えます。
 
痩せている人と太っている人とでは、ストレスを跳ね返す力がぜんぜん違います。
痩せた人が無理し続けると、どうしても食欲がなくなり、食べられなくなるので病気を跳ね返す余力がなくなりますが、脂肪がついていれば、食べられなくなっても体に脂肪という蓄えがあるので耐えられるのです。
お腹の周りの脂肪は、病気などになって食べられなくなったときの備え、すなわち「貯金」にたとえられます。
 
多少の脂肪は働き盛りの人にとっては活力源になるので、あまりに一方的にメタボリック・シンドロームを悪者扱いして、神経質になることはありません。
体に脂肪を蓄えようとするのは、自分の身を守るための反応なのです。
 
しかし、その貯金が多くなると、それを維持するために心臓に負担がかかります。
さらには、その重い体でつねに移動しなければならないので、膝や腰に負担がかかります。
そうなると、貯金がいわば不良債権化します。
足腰が弱ってきて運動機能が落ちてきます。
メタボリック・シンドロームになる危険性も高くなります。
 
太りすぎによる心臓への負担は、狭心症不整脈心筋梗塞の危険性を高めます。
さらには高血圧や糖尿病、痛風、尿路結石など慢性の成人病にもなりかねません。
 
無理な生活をしていると、この40代で病気持ちになりやすいのです。
 
日ごろから健康に注意して週に何回かの運動をしているのなら別ですが、忙しさにかまけて運動不足が続いているとしたら、40代になれば体力面は落ちています。
 
企業社会では、40代がもっとも忙しく働かなければならない年代ですが、いちばん体を壊しやすいかもしれません。
20代、30代のつもりで仕事をしていたら体がもちません。
責任がふえたぶん自分の仕事を多少セーブし、部下よりも早く帰ることを心がけて、週末には運動をしたり、ゆっくり休養して体をいたわることです。
 
この40代で、健康に注意を払って生活を送るかどうかで、その後の50代以降の生活は大きく違ってきます。
「免疫力が上がる生活下がる生活 より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
◆ビタミンB12とは…?◆
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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