50代になったら無理は禁物-40代半ばで生き方を変える-

イメージ 1
50代になったら無理は禁物-40代半ばで生き方を変える-
 
一般に免疫力がガクンと落ちるのは、かつては、厄年である男性42歳、女性33歳前後の年齢でした。
しかし現代では、寿命が延びただけ、男女ともに10年近く遅れて過渡期がくるようになっているかもしれません。
 
現代人は、昔の人よりも見かけもずっと若くなっています。
過酷な肉体労働や貧困も減り、栄養状態もよく、寒さ暑さのコントロールも容易になり、生活環境はずっとよくなっています。
 
昔よりも体を直撃するストレスは少なくなっています。
それだけ免疫力も高くなっていると言えます。
そうした変化が平均寿命の伸びに結びついているのでしょう。
 
現代では、昔の厄年に相当するのは、男性では50歳前後、女性では40代半ばと考えていいのでしょう。
しかし、無理を重ねれば、40代半ばで発がんするケースも少なくありません。
男女ともに40代半ばを過ぎたら無理は禁物です。
 
免疫力から見れば、健康な人の白血球数はほぼ6000前後(血液1マイクロリットル中)です。
起きている時間が長い人は、白血球数が多くても、交感神経緊張状態が続くので、リンパ球ではなく顆粒球がふえています。
 
しかも働き盛りで頑張っている人は、食べたり飲んだりしてストレスを解消しているケースが多いので、太り気味です。
40代であれば、マクロファージもまだ強いので、インフルエンザ・ウイルスも跳ね返す力があります。
仕事が忙しくて風邪をひく暇もないという状態です。
ところが、そのままの生活を続けていると、いつの間にか危険領域に近づいているのです。
心臓や血管系に負担がかかりやすいので、狭心症不整脈が出てきたりします。
 
同じ働き盛りの年代でも、食が細くて痩せている人は、疲れが重なってさらにやつれてしまうことがあります。
その場合には、発がんの危険性が高くなります。
40代前後で太る人は、無理を重ねても心臓や血管系で破綻するまでは生き延びることができます。
 
太ることは健康的ではありませんが、太ることで身を守っているとも言えるのです。
メタボリックを気にするあまり、根本のストレスの問題を解消せずに、単純に「食べるな」と言うだけでは、かえって発がんの危険性をふやすことにもなりかねません。
30代であれば多少太り気味の傾向があってもまだ心臓が悪くなるということはありませんが、40代からはお酒を控えたり、多少食事に気を遣う必要も出てきます。
ただし根本は働きすぎやそれに伴うストレスなので、そこをうまく処理できないで節約するだけでは、かえって欲求不満がたまることになりかねません。
そのへんのバランスが大切です。
 
飲み食いでストレスをまぎらわすのは40代半ばまでと考えて、その年代の方はぜひ自分の生活を見直してください。
自分が免疫力を落とすような不健康な生活を送っていると思えたら、遅くても50歳になったら、それまでの生活スタイルを思い切って変えることです。
「免疫力が上がる生活下がる生活 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
◆ビタミンB12とは…?◆
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
詳細はこちらへ