身近なことを自力でできる力をつける-長寿をまっとうするために「生きる力」をつける-

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身近なことを自力でできる力をつける-長寿をまっとうするために「生きる力」をつける-
 
誰でも、年をとっても生活の質を落としたくないでしょう。
病気になって寝たきりやボケにならずに、健康で活動的に過ごしたい。
そして死ぬときには、周囲に迷惑をかけないように長患いせずに、ころりと死にたいと願うようになります。
そこで高齢者がもっとも心配なのが、がんと認知症でしょう。
 
免疫力という視点からは、ボケは好奇心を失ったり、体を動かさないためになるといえます。
無理を重ねて起こるがんのような病気とは逆に、過度なリラックス状態が続くことがひとつの原因と考えられます。
白血球の状態は、たいていはリンパ球が通常より多い状態になっています。
ですから、お年寄りが好奇心を失って、家でじっとしているばかりで外に出なくなると、認知症の危険性が高くなります。
 
現役時代は地位が高く、周囲の人たちに支えられて細かいことは何もせずにすむような生活を送っていた人が、リタイアしてからも周囲に面倒を見てもらい、自分では何もしないですむような生活を送っていると、ボケやすいのです。
 
「一人で生きる力」、すなわち身近なことを自分でやれる力必要です。
奥さんが留守だと料理もつくれない、洗濯もできないということでは、一人で暮らせません。
 
まずは、身の回りのことをできることが、生きる力の基本です。
家のことは何でも奥さん任せで会社では部下に命令しているだけでは、生きる力はどんどん弱くなってしまいます。
 
年をとると何でも面倒になり、ことにそれまで体験したことがないことを新にやろうと思ったら大変です。
定年前から、奥さんが旅行などで留守にした折を利用して、食事、洗濯、掃除など身近な家事ができるように訓練すればいいのです。
 
また年をとると、つい「年だから」などという言葉が口をつくようになりがちです。
しかし、昔であれば55歳で定年、60歳になるとかなり老け込んでしまう人も多くいましたが、いまの60代はまだ現役で働いている人も多く、外見も体も昔の50歳くらいの若々しさです。
 
そうはいっても、高齢化社会になり、身近に認知症のお年寄りを見たりすると、長生きすることがあまりいいこととは思えなくなります。
高齢者がふえればふえるほど、高齢者が幸せに生きるのが難しい時代になってきたようです。
 
もっともっと元気で長生きすることを堂々と目標として掲げていいと思います。
80歳で「人生おしまい」と考えるのではなく、100歳まで元気で長生きすることを目標にするくらいの気持ちを持てばいいのです。
 
元気なお年寄りがふえるといっても、高齢者いつまでも権力を握っているというのはよくありません。
いつの時代もリーダーシップは若い世代にどんどん譲っていく必要はあります。
高齢者は高齢者なりに、経験を生かして若い人たちをバックアップすればいいのです。
 
少子化がどんどん進む時代ですから、元気な高齢者が社会貢献する機会は多いはずです。
そのためにも、仕事をリタイアしたからといって、活力を失うのではなく、いつまでも体も心も健康に保ち、「生きる力」を輝かせたいものです。
 
そのためにも、周囲の人たちを頼りにして迷惑をかけるのではなく、身近なことは何でも自分でできるようにしたいものです。
「免疫力が上がる生活下がる生活 より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
◆ビタミンB12とは…?◆
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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