リンゴは皮まで食べる

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リンゴは皮まで食べる
 
朝食に欠かせないものに果物があります。
厚生労働省生活習慣病を予防し、健康増進のために提唱している「健康日本21」のなかで、野菜は1日に350g、果物は200gの摂取が勧められています。
「健康日本21」にくわしく紹介されていますが、年齢性別にたんぱく質、糖質、脂質だけでなく、ビタミン、ミネラルなどの摂取基準を求めています。
統計によると、いまわたしたちがとっている野菜の量は290g、果物は115gしかありません。
果物がだいぶ足りません。
 
ところで、リンゴは中ぐらいのもので230gはあります。
1個で1日の必要量がとれることになります。
ちなみに、バナナは正味90g、ミカンは中ぐらいのもので正味75g、梨はリンゴと同じぐらいで正味250g、桃は正味250g、パイナップルは89切れで90gぐらい。
 
リンゴに含まれているポリフェノールを実験しました。
ポリフェノールというと、ワインのポリフェノールが有名ですが、ポリフェノールは、植物の光合成によってできる植物自体の色素や苦味の成分のことです。
ほとんどの植物がもっていて、細胞の生成、活性化に一役買っています。
ポリフェノールだけで300種類以上あるといわれています。
緑茶のカテキン、ブルベリーのアントシアニン、ウコンのクルクミン、大豆のイソフラボンなどが知られています。
 
リンゴにも、いくつものポリフェールがありますが、とくにプロシアニジン類が豊富です。
プシンニジンは、脂肪の蓄積を抑制する働きとともに、がん細胞を自死させる働きもあることが確かめられています。
 
わたしたちは、ラット(実験動物のネズミで少し大きい)を太らせるように肥満誘導食を与えて実験をしました。
ひとつの群はそのエサで飼育し、もうひとつの群にはリンゴポリフェノールを加えました。
このふたつの群を比較すると、リンゴポリフェノールを与えた群のほうが明らかに中性脂肪も少なく、内臓脂肪がつきませんでした。
リンゴポリフェノールに、肥満を防ぎ、内臓脂肪がつかなくなるようにする、中性脂肪を減らす効果があることが実証されました。
 
また、脂肪の酸化の具合を調べると、活性酸素を分解する酵素の働きが活発になり、脂肪が酸化することを防いでいました。
酸化した脂肪の沈着が動脈硬化を進め、体に悪影響を与えることがわかっています。
 
そして、リンゴポリフェノールは、動物だけでなく、ヒトでも同様の効果があることが確かめられています。
 
また、別の実験ですが、活性酸素の影響を受けて心臓がどんどん老化してしまうマウス(実験用の小さいネズミ)に、リンゴポリフェノールを与えたところ、モデルマウスの心臓の老化が劇的に抑えられ、寿命も3割延びました。
 
リンゴのポリフェノールは、皮のすぐ下のところにあります。
できれば、まるごと食べたいものです。
農薬が気になりますから、無農薬のものを選んで食べましょう。
 
ヨーロッパに、「リンゴが赤くなると医者が青くなる」ということわざがありますが、それがリンゴポリフェノールの実験で立証されたことになります。
 
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ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
 
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
熟年の人達が正確で、いろいろな状況下で“成熟した”判断を行い、好ましい結果を得ることができるのは、そのためであろうと思います。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。
 
栄養をニューロンに補給するのに役立つグリア細胞というのがあります。
アインシュタインの脳には、ニューロン1本あたりのグリア細胞が多かったという報告もあります。
 
≪ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫
 
隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

◆ビタミンB12の働き◆
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質をつくる働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流を良くする働き。
ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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