食欲をコントロールするホルモン

イメージ 1
食欲をコントロールするホルモン
 
ああ、もう食べられないと思うのに、まだまだ食べている人を見ていると、満腹中枢がおかしくなっているのでは、と感じることがあります。
 
もうおなかはいっぱいです。
食べられませんよ、という信号を出すのは、満腹中枢といわれているところです。
満腹中枢が指令を発するのは、胃の中に食べものが送り込まれ、胃が拡張しその刺激が伝わったとき、食べものが消化・吸収され、血糖値が上がったときといわれてきました。
1994年にレプチンというホルモンが、満腹中枢に働いて、もう食べなくていいと信号を送ることがわかりました。
 
このレプチンをつくれないようにしたマウス、レプチンを脳で受けとめられないようにしたマウスは、ストップが利かないためにどんどん食べ続け、太ってしまいました。
ヒトの例では、レプチンの遺伝子が変異している子どもは常に食べ続け、7歳で45kgにもなったそうです。(7歳の平均体重は約24kg)
レプチンは脂肪細胞でつくられています。
それでは、太っているヒトは脂肪細胞をたくさん持っているのだから、そこからレプチンが分泌され、やせるのではないかと思われますが、太っているヒトはレプチンを受け取るシステムに異常があることがわかりました。
一時期、レプチンをとれば簡単にやせられると、夢のやせ薬のようにいわれましたが、残念でした。
 
インスリンも満腹中枢を刺激することがわかっています。
血糖値が上昇してくればインスリンの出番ですが、インスリンそのものも満腹中枢を刺激していました。
満腹中枢を刺激して、食べすぎを注意してくれるのは大いにけっこうなことです。
 
ところで、わたしたちの体は満腹中枢からもう食べなくていいですよ、という指令が出ていても、食べてしまう場合があります。
「ストレス食い」といわれるのがそれです。
イライラしているときに、目の前にお菓子があればつい食べてしまいますし、食べることでストレスが解消できることを知っているからです。
 
食欲のコントロールはけっこうむずかしいのです。
100歳までボケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
≪ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫
 
隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

◆ビタミンB12の働き◆
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質をつくる働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流を良くする働き。
ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
詳細はこちらへ