脳の「ヒヤリハット」が教えるもの

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脳の「ヒヤリハット」が教えるもの
 
人間はいろいろと間違いをするものです。
事故やトラブルの際によく「ヒューマンエラー」という言い方をしますが、問題の発生源として、人が関係するものが実際非常に多いからです。
 
ヒヤリハット」という言葉があります。
医療界では、些細なことを見逃さず事故防止に努めましょうという意味で、最近よく使われています。
 
1件の重大事故の裏には、軽微な事故が29件あり、その裏には300件の異常がある」
 
これは「ハインリッヒの法則」として知られる労働災害の発生確率を分析した法則ですが、この「大事故につながりかねない300件の異常=小さなミス」がヒヤリハットです。
実際、医療過誤などはそのとおりだと思います。
 
ですから、ヒヤリハットが起きたときはそれを見逃さず、一つひとつをよく分析していけば、重大事故にいたる前に改善すべきポイントを見つけることができます。
 
もし長い間だれにも気づかれることのないままに、突然大きな問題が発生した場合には、その一連の工程をくわしく再現したみることが大切です。
特に最初の状態と現在の状態をよく比べてみてください。
時間経過による変化が、大きな原因となっていることがあります。
 
脳機能の低下もヒヤリハットとして見つかることがあります。
本人が意識していない多くのヒヤリハット状況が、脳機能の低下を示す危険信号なのです。
 
みなさんには、こんな症状はありませんか?
 
・言い間違いが多い。言葉に詰まる。
・思考がデジタル的になる。物事に白黒をつけやすい。
・説明がうまくできない。考えをまとめるのが苦手。
・人の話しがうまく聞き取れない。
・周囲の変化に気がつかない。通勤路に新しい建物ができているのに、しばらくたってから気がつく。
・人の話を覚えていられない。いまやろうとしたこともすぐに忘れてしまう。
 
これらは、発生した時点で気がつき改善すればヒヤリハットで終わると思いますが、放置すれば、いずれは社会的なトラブルを引き起こしかねない事柄です。
 
このような日常みられるヒヤリハットは、脳の使い方に問題があることを教えてくれているのです。
変化のない生活や、偏った使い方をしていませんか。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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