やる気をつくる三つの行動原則

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やる気をつくる三つの行動原則
 
自分のやる気をどのようにつくり、それを維持し、納得できる結果につなげていくかを考えて見ましょう。
 
朝からやる気満々な人はいません。
理由はまだ脳が十分に覚めていないからです。
脳にはやる気をつくり、高めるための行動原則があります。
 
原則①時間:メリハリをつける
・準備には時間をかける
・同じことを長くしない
・1時間続けたら10分休む
 
何かをはじめるとき、脳の立ち上がりには時間がかかります。
そして、脳の特性として、脳は変化に対応して動きます。
同じことを長く続けると飽きてしまうのです。
 
また、脳は疲れやすく、エネルギーが枯渇しやすくできているため、必ず休憩の時間が必要です。
 
原則②順序:やさしいものからむずかしいものへ
・仕事は「自分ひとりでできるものから」からはじめる
・最初は、すぐに結果の出る簡単なものからはじめる
・その後、今日しなければならないものに進む
 
行動をはじめる原則は、「やさしいところから、むずかしいところへ向かう」です。
まず大切なのは動くこと。
最初は、やさしいものからはじめましょう。
 
このとき、「自分はできる」と思っていることが大切です。
世の中に自分の役に立つ仕事があると考えている人、そして、人からよく頼られる人、このような人は「自分はできる」と思っています。
 
できるという自信や、たとえやさしいものであっても「できた」という気持ちのよさは脳の「快」につながり、感情中枢を刺激します。
 
原則③達成度:できなかったことをあえてつくる
・うまくいくこと、うまくいかなかったことの割合に注意する
・できたこと:継続中のこと:できなかったこと(終わらなかったこと)の割合を6:3:1くらいに維持する
・できたことが多すぎると、緊張は低下する
・できなかったことが多いと、やる気が低下する
・できたこと、できなかったことに内容の軽重はない
 
仕事ができたかできないかの「6:3:1」の割合、この割合に注意してください。
 
脳の特性を考えると、毎日その日1日分の仕事をきっちり仕上げるようとすることは、あまりよいこととはいえません。
「できた」という安心感が翌日の脳を弛緩させかねないのです。
 
毎日効率よく仕事をするためには「できなかったこと」も必要です。
適度な不安があったほうが、緊張とやる気を維持することができます。
 
できたこと、できなかったことの内容は問いませんので、たとえばあまり重要でない仕事は明日に回す、などで「6:3:1」の割合をつくってみてください。
 
サーカディアン・リズムでは、夜10時になったら寝るという生活サイクルですので、時間がきたらそこで仕事を止めます。
 
仕事はやり残したほうがいい。
睡眠中の思考整理の効果で、翌朝スッキリと考えもまとまっているのです。
 
※サーカディアン・リズム(概日リズム)
体内時計という言葉を聞いたことがあると思います。
すべての生物は約24時間周期のリズムを持っているということです。
 
この生体リズムの基本となるものは、細胞の持っている時計遺伝子です。
全身の細胞にあり、それぞれが自律的に約24時間のリズムを刻んでいます。
 
24時間とは、ご存知のとおり、地球の自転に合わせた周期です。
人間はこの周期が約25時間と1時間長いので、太陽光を浴びるなどをして修正しています。
 
生体リズムの代表的な例としては、睡眠があります。
朝起きて夜眠くなるのはこのリズムのためです。
そのほかに体温変動、血圧、ホルモンの変動などがあり、これらの生命を維持する働きは1日の周期で変動しています。
この生体リズムを医学的に「サーカディアン・リズム(概日リズム)」といいます。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12は、脳を正常に働かせるために必要な栄養素です。
飽食の時代にあって、私たちの脳は栄養不足状態です。
脳は大食漢、でも貯蔵はできません。
だから・・・
脳にはたえず栄養を与えることが理想なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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