はじめる、だからやる気が出てくる

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はじめる、だからやる気が出てくる
 
やる気をつくるためには、毎日仕事のなかに「作業興奮」という行動時間をつくるといいと思います。
 
ある予備校の講演で生徒から「勉強に集中できません。いい方法を教えてください」と質問されたことがあります。
こんなふうに答えました。
 
作業興奮という言葉を知っていますか?やる気がないときでも、勉強をはじめると、いつの間にかやる気が出て時間が過ぎたことがありませんか?簡単にいうと、これが作業興奮です。
 
『やる気が出ない』という前に、まず机に向かってみましょう。いつの間にか、やる気が出ると思います。
 
あとは、習慣を体に覚えさせるとか、この時刻に机に向かうというルールをつくって実行してください。毎日続けると、不思議なことに自然と机に向かうようになります。まず机に向かうことが大切です。」
 
作業興奮とは、脳が正常な活動に入る前に必要な準備運動のことです。
 
予備校生でなくとも、こんなふうに感じている方はいるでしょう。
「仕事をはじめても、うまく調子が出ない」
「どうして朝は調子がよくないのだろう」
 
脳の中では、脳幹、大脳辺縁系大脳新皮質と情報処理系が深部から表面へと三層に並び、機能が層別に分かれています。
脳はすべての機能が同時に動き出すわけではありません。
機能的に下位の部分から立ち上がっていきます。
 
すべての部位が働くためには、ある程度の時間が必要なのです。
ですから、必ず準備運動が必要です。
 
陸上競技会の100メートル走を考えてください。
トラックに到着しても、だれもすぐに走ろうとはしませんね。
自分で入念にウォームアップし、身体を温めてから競技に臨んでいます。
 
これと同じで、作業興奮は本格的な脳活動に入る前に必要な、準備運動の時間だと理解してください。
 
やる気が出なくても、とにかく机に向かう。
仕事をはじめる。
 
はじめることが大切です。
そのうちに脳の回転数が上ってきて、テキパキと働く状態になっているでしょう。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12は、脳を正常に働かせるために必要な栄養素です。
飽食の時代にあって、私たちの脳は栄養不足状態です。
脳は大食漢、でも貯蔵はできません。
だから・・・
脳にはたえず栄養を与えることが理想なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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