今やろうとしていた用事を忘れてしまう人

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今やろうとしていた用事を忘れてしまう人
 
「階段を上って部屋に入ったら『あれ!? 自分は何のために、ここにきたのだろう?』といまやろうとしていたことをすっかり忘れて焦った」
 
気になる物忘れの症例として、こんな経験をあげる人もいます。
でも心配ありません。
この症状は一時的なものです。
 
人は誰でも一連の流れのなかで行動しています。
つい先ほど自動販売機に硬貨を入れてジュースを買った、そしていま、ジュースを飲んでいる。
この一連の行動を、脳はしばらくのあいだ覚えています。
 
このような、自分を含めた周囲の「過去、現在、未来」を判断する機能を「過程性」といいます。
 
現在の状況にいたるまでの過程を知らなければ、正常な思考力は働きません。
さっきの行動を忘れて、「あれ、自分はどうしてジュースを飲んでいるのだろう」などと困惑することは通常ありません。
 
しかし、仕事が忙しくて疲れていたり、起きたばかりで頭がよく働いていないときには、その過程性が一時的に低下する場合があります。
そのため、先ほどのような物忘れもおこりやすくなってきます。
 
脳は疲れやすく、すぐには動きにくいものです。
冷静に考えて、次のどちらかにあてはまる場合には対策を考えましょう。
 
疲れているときは、仕事を中断して十分な休憩をとりましょう。
 
起きたばかりの場合には、時間をかけ、ゆっくり脳の準備運動をしましょう。
手足を動かし、周囲に気を配る、雑用程度の行動などがいいと思います。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12は、脳を正常に働かせるために必要な栄養素です。
飽食の時代にあって、私たちの脳は栄養不足状態です。
脳は大食漢、でも貯蔵はできません。
だから・・・
脳にはたえず栄養を与えることが理想なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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