「過剰」「継続」「くり返す」ストレスは危険

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「過剰」「継続」「くり返す」ストレスは危険
 
ストレスを受けたとき、人だけでなく生きものの反応は三つの段階をへて進みます。
 
     警告期:心と身体は対応可能
     抵抗期:心と体は忍耐可能
     消耗期:心と身体は対応不能
 
たとえば、新商品に対するクレーマー問題です。
Aさんの会社が新商品を発売しました。
出だしは好評な売れ行きでしたが、お客様サービス部門のAさんのところには、徐々に苦情も入りはじめました。
 
どんな商品でもある程度の苦情は予想されます。
多少クレームが多めでも想定内なら、担当者の数を増やすなど量的な問題として処理が可能です。
 
予想していたよりも少し多めの苦情を受けて、Aさんの心と身体は反応しはじめます。
心拍数が早くなってドキドキしたり、肩がこったり、イライラしたりといった症状が出てきはじめます(警告期)
 
苦情の件数が想定を超え、だんだん増えてきました。
Aさんは始終ストレスにさらされている環境です。
何度も電話をかけてきて、執拗に責め立てるクレーマーも現れてきました。
 
ストレスに負けまい、なんとか対処しなくてはと、身体と心が抵抗している状態に移行しました。
緊張状態が続いて心身が興奮するため、疲労を感じずに仕事に熱中して眠れなくなったり、一方で胃がキリキリ痛むなどの症状も出てきます(抵抗期)
 
このように、ストレスが「過剰」だけでなく「継続」「くり返す」という形でながく引きずるようになると、話は厄介です。
ストレスによる不眠で生体リズムが崩れると、身体の免疫力なども低下し病気になりやすくなってしまいます。
 
また、クレーマー問題は、相手もトラブルメーカーが多いので単純には終わりません。
ストレスの「継続」「くり返す」をさらに受けることになります。
 
長期間になればなるほど身体の疲労は蓄積し、同時に心も歪んできます。
クレーマーからの苦情は、もはや攻撃といったほうがよいレベルです。
「耐える」「かわす」「発散する」という心の調節機能にも、限界が生じています。
 
クレーマー対応でAさんは疲れきってしまいました。
心身のエネルギーをすっかり使い果たし、何をする気力もわきません。
身体の免疫力も落ちてしまい、病気がいつ発生してもおかしくはない状態です(消耗期)
 
めまいや食欲不振が続き、会社に行かなければと思っても出勤できなくなってしまいました。
どうやら抑うつ状態のようです。
 
事態がここまで悪化してしまった場合には、早めに専門医に相談することです。
 
心と身体に対するストレス状態で注意すべきは、「過剰」「継続」「くり返す」
 
この三つのキーワードが重なるときです。
 
人は基本的に機械でなく生き物なのです。
必ず限界があります。
「過剰」「継続」「くり返す」ストレスには十分注意をしましょう。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12は、脳を正常に働かせるために必要な栄養素です。
飽食の時代にあって、私たちの脳は栄養不足状態です。
脳は大食漢、でも貯蔵はできません。
だから・・・
脳にはたえず栄養を与えることが理想なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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