脳のための健康習慣、してますか?

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脳のための健康習慣、してますか?
 
昨今の脳ブームで、多くの方々が脳への関心を持っています。
しかし、身体と脳は別のもので、「脳だけを鍛えよう」「脳だけを元気にしたい」という考え方があるように見受けられるのが気になります。
 
脳は身体のすべての部分をつかさどっているコントロールセンターのような存在ですが、脳も身体の一部です。
身体が不健康なのに、脳だけ元気でいられる、というわけではありません。
 
冴えた脳、覚醒度の高い脳を維持するためには、健康体でいることが基本です。
不健康な生活をしていては脳の活性化は望めません。
 
ここで米・カリフォルニア大学のブレスロー博士が唱えた健康生活のための七つの習慣を紹介しておきましょう。
 
【ブレスローの七つの健康習慣】
     適切な睡眠時間をとる
     喫煙しない
     適正な体重を維持する
     過度の飲酒をしない
     定期的に運動をする
     朝食を毎日食べる
     間食、夜食を食べない
 
ブレスローが生活習慣と身体的健康度とのかかわりを20年にわたって調べたところ、この七つの健康習慣の実施数が多いほど、寿命が長いことが判明しました。
ブレスロー自信もこの健康習慣のおかげで、97歳まで生きました。
95歳で論文を執筆するなど、亡くなる前まで健康で活躍していたことがうかがわれます。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
 
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
 
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
また、脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
また、人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
 
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