「夕食は朝食から12時間以内」を心がける

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「夕食は朝食から12時間以内」を心がける
 
「夜食症候群」という言葉をご存じでしょうか。
夜間の過食をくり返してしまうことです。
 
たとえば夜遅くまで働き夕食はいつも寝る間際にとる、あるいは夕食を食べた後におなかがすいて深夜に夜食をとる。
その結果、翌朝は食欲がなく朝食を抜いてしまう、このような食生活をくり返していませんか。
 
夜遅くに食べると、寝つきにくく睡眠不足となり、朝起きても胃がもたれて食欲不振となるため、朝食がとれなくなってしまいます。
このパターンをくり返すと、体脂肪がつきやすく肥満になりやすいのです。
 
夜遅くに夕食を食べるため朝食が食べられないという方は、注意してください。
肥満はさまざまな健康障害を引き起こします。
はじめに食事の観点から、肥満対策を考えます。
 
まず、すべての食事を12時間以内にすませましょう。
 
朝食を朝7時にとったとしたら、夕食は夜7時にとる、ということです。
朝食から夕食まて、たとえ間食を加えたとしても、12時間以内におさまっているなら、身体の代謝は正しい生体リズムのなかで行われていると考えていいでしょう。
 
生体リズムの崩れた生活を送っている場合、12時間を意識して食事をとるだけでも肥満を防ぐことができます。
12時間以内を守っても、体重が増加する場合には、食事内容を見直しましょう。
 
3食の割合の目安は、朝:昼:夜=3:4:3が理想的です。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
 
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
 
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
また、脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
また、人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
 
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