人生を愉しむ方法をどれだけ持っているか

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人生を愉しむ方法をどれだけ持っているか
 
いま日本人の平均寿命は80歳を超えています。
この長い人生をいかに生きるかを考えるとき、いつまでも健康で活動できる、働けるということが重要だと思います。
そのためにも、脳がボケずにきちんと働いていることが大切。
 
「自分の働くフィールトをシフトしていく」という視点をもっている人は、ボケずに生きていけると考えています。
 
そういう視点を持てるということは、頭のよさとは別のことです。
人生を愉しむ方法をどれだけ持っているかという能力の問題かもしれません。
 
イギリスのサッチャー元首相やフランスのシラク元大統領などは、引退後に認知症になってしまいました。
 
歴史に名を残す一国のリーダーにまでなった人がなぜ認知症になってしまうのか。
端的にいって、彼らがずっと同じ仕事をしていたからです。
 
もちろん普通の仕事とは違って、ストレスも苦悩も、そしてやりがいも喜びも大きいでしょう。
仕事が自己と一体化し、仕事が拠り所となっていた。
だからこそ、そういう人が仕事をやめることは、かけがいのないものを失う「対象喪失」体験になってしまいます。
 
政治家をやめることは、拠り所としていた存在(仕事)をなくしてしまうことです。
喪失感から虚脱状態にもなるでしょう。
 
そこから、時間をかけて別の道を見つけて回復することができればいいのですが、彼らは長年政治の仕事に全力を傾けてきたため、脳の機能が仕事に特化したシステムとなっていたのでしょう。
仕事以外の脳は使われなくなって久しいため、機能が低下しきっており、「廃用性脳機能低下」という状態です。
 
こうして仕事に特化した脳を動かす機会がなくなると、急速に認知症になってしまうのです。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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   認知症とビタミンB12の関係の本当のところは?
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ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12葉酸
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。
東京武蔵野病院副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
さらに、ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経の働きを助けます。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると神経過敏などの症状が起こりやすくなるのです。
脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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