草食系老人から肉食系老人になろう

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草食系老人から肉食系老人になろう
 
若者の間で、“肉食系男子”が急激に減って、“草食系男子”がふえているということが話題になっています。
積極性のある若者が少なくなり、優柔不断で元気のない若者が増えているというわけです。
 
しかし、草食系が本当に問題になるのは、若者ではなく高齢者なのです。
若者が草食系になっても命にはかかわりませんが、高齢者が草食系になってしまっては、それが直接寿命を縮めることになりかねないからです。
 
 元気老人らなるには、肉をたっぷり食べて栄養をとることが必要です。
草食系老人ではなく肉食系老人になることが大切なのです。
 
 「自分はまだまだ若い」と思っていても、毎日あっさりしたものしか食べないでいて、本当に前向きな元気が出てくるでしょうか。
調査で高齢者に接していると感じられることですが、若々しく見える方は、ほぼ間違いなく食欲も旺盛で、肉でも何でもよく食べています。
極端なことをいえば、いつまでも元気な人ほど食い意地がはっているのです。
 これは単なる印象だけではなくて、肉に気分を快活にする成分が含まれているためだと説明する学者もいます。
 
 以前、東京都老人総合研究所時代に副所長であった柴田博先生は、著書のなかで「中年以降の人は肉を食べるべきである」として、肉のなかには幸福感や愉快な気分をもたらしてくれるアナンダマイドと呼ばれる物質が含まれていると述べています。
 
 また、うつ病を防いでいるセロトニンという神経伝達物質も、肉に多く含まれるトリプトファンという必須アミノ酸からつくられていると書いています。
 
 そうした物質がどこまで影響しているのかはわかりませんが、確かに調査でも、草食系でコレステロール値が低い高齢者は、そうでない人にくらべて、うつの傾向が高くなっています。
また、そうした高齢者のほうが、閉じこもりになる確率も高いのです。
 
いつも豪勢な食事にする必要はありませんが、1週間に1回は肉をたっぷり食べたり、友人と会食するといったことをしてみませんか。
体のなかからエネルギーがわいてきて、毎日の生活に積極性が出てくること間違いありません。
50歳を過ぎたら「粗食」はやめなさい! より」
 
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   認知症とビタミンB12の関係の本当のところは?
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ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12葉酸
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
さらに、ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経の働きを助けます。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると神経過敏などの症状が起こりやすくなるのです。
脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

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残念ながら現代社会に生きる私たちは、栄養的に見るとかなり厳しい環境に生きています。
まず、野菜は昔と変わらぬ色や形をしていますが、栄養価は、ずいぶん非力になっています。
今のニンジンは、50年前の8分の1から20分の1にまで低下していると言われています。
 
化学肥料や農薬などが使われ、ハウス栽培によって旬がなくなり、また、収穫後の輸送・陳列・保存、こうした時間の経過、さらに調理することで栄養価が消失します。
果実なども栄養価が未熟なまま出荷され、また畜産物や海産物も例外ではありません。
 
私たちは今の環境の中で最善の方法を模索するしかありません。
大切なのは、毎日、ちゃんと噛んで食べること。
よく噛んで食べることは脳の発達によい、ということは科学が証明しています。
まずは食事・生活習慣を見直し、「栄養価の補充」としてサプリメント(栄養補助食品)を活用してみてはいかがでしょうか。
 
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